【感想・ネタバレ】日本バッティングセンター考のレビュー

あらすじ

北は北海道・網走から南はタイ・バンコクまで! バッティングセンターを訪ね歩き、そのオーナーの生き様を描いた野球民俗学の大著! バッティングセンターはいかにして生まれ、いかにして生き延びてきたのか。国民的スポーツである野球を草の根から支えた謎多き娯楽施設に迫る!

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Posted by ブクログ

全国の経営者を訪ね開設のきっかけや興亡を聞きその歴史をまとめた本。巨人、ボウリング、Jリーグ、イチロー、筋肉番付、様々な変化点の中でバッティングセンターは生き残りのため様々な経営努力を続けている。冒頭にある気仙沼のエピソードは泣いた。良い本です。

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2026年01月23日

Posted by ブクログ

あのイチローが子どもの頃にバッティングセンター
で腕を磨いていたのは有名な話です。

バッティングセンターは、どちらかというとそれま
ではゲームセンターのような娯楽施設としてみられ
ていましたが、イチローのエピソードによって、プ
ロへ、さらにはメジャーリーグへつながる入り口と
して認められたのです。

現在では元プロ野球選手による野球教室なども開か
れて、「道場」のようなポジションを得ている施設
もあるそうです。

しかしここまでの道のりはどのようなものであった
のか。

日本で最初のバッティングセンターは、1965年錦糸
町の楽天地にできたらしいです。今のパルコですね。

それから約半世紀、バッティングセンターという施
設がどういう歴史を経て、現在の立ち位置にあるの
か。

冒頭に掲載されている宮城県気仙沼市のバッティン
グセンターの件は涙を誘います。東日本大震災で亡
くなった家族との約束を果たすために、バッティン
グセンターを造るという、日本版フィールドオブド
リームです。

今でも地方の幹線道路沿いには忘れられたようなバ
ッティングセンターを目にする機会があると思いま
す。

日本の原風景を愛する人たちに贈る一冊です。

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2022年12月28日

Posted by ブクログ

全国各地に細々と生き残ノスタルジックなバッティングセンター。その歴史から現在まで。野球愛に満ちた好作品。

昭和に生まれた庶民の娯楽はおしなべて転換期に差し掛かっているという。
ゲーセン、ボーリング、カラオケ。スマホ全盛の時代。バッティングセンターも生き残るのが難しい時代。

錦糸町の楽天地に始まり全国に広まったバッティングセンター。一時衰退するもストラックアウトとイチロー効果で復権。

本書は全国のバッティングセンターを訪れ経営者に取材した作品。震災後の気仙沼、生き残った父子が作った気仙沼フェニックスバッティングセンターの話は涙なしには読めない。

スナック。ドライブインと並んでバッティングセンターはノスタルジックな日本文化の一部だろう。

さあ、本書を読んでバッティングセンターに行こう!

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2022年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

少年野球まで野球をやっていて、中学校の仮入部で外周を3周走らされて、それがしんどくて野球を辞めた。
それくらい根性がなくて野球に対する愛着がない自分だけど、25の今まで「ボールを打つ」という感覚が手の中になんとなくあるのは、バッティングセンターのおかげだと思う。

バッティングセンターの場としての存在感はすごくて、1回しか行ったことないようなところでも記憶に残る。
・秋葉原ヨドバシの屋上
・スウィングスタジアム千葉みなと
・歌舞伎町のホストたくさんいるとこ
・君津駅出た近くの坂登ったとこ
・市川コルトンプラザのすぐ近く
・川崎ラウンドワンのスポッチャの上
それぞれ誰と行ったか思い出せるのが嬉しい。

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2024年12月03日

Posted by ブクログ

日本のバッティングセンターの歴史から現状の経営問題、後継者問題まで平易な言葉で書かれているが、その内容は大変深い。なぜがボーリングの歴史も学べる。
バッテイングセンターだけではなく日本の娯楽史を考えるのに大変面白い一冊

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2022年06月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本書を知ったキッカケは『日刊トロマガ』といって、
ライター北尾トロ氏のメルマガで知った。

北尾氏と本書の著者は仲間だ。
著者は言う。
「バッティングセンターの本を作りたい」
「いいねー!やれよ」とトロ氏が答えた。
その会話から5年位は経って完成したのが本書。

第一章から涙が出てしょうがないし、
決して電車では読めないなあ。

2011年の東北震災で被害にあった人のお話。
気仙沼フェニックスバッティングセンターの代表千葉氏からバッティングセンター(以後BC)を始めた話を聞いた。
震災から2か月後の5月。
気仙沼から2時間の所にある、BCを見つけて少年野球をしている息子瑛太と入った。
震災のうつ状況を吹っ飛ばす程の気分転換ができた。
その時に息子が言った一言で千葉氏はBCを気仙沼に作ることを決めた。
『ねえ。お父さん、BCを作ってよ、僕お父さんに連れていってもらえるからいいけど、打ちたくても行けない友だちがいっぱいいるから』。
その時に『ああ、いいよ』と迷いなく返事をした。
しかし、BCを作るのに、なんと1億円かかることがわかった。
そして、涙の1章のラスト。それは読んでくださいね。

その後、2章では、BCの歴史を勉強したり。

3章では、ボウリング流行とBCの関係を知り。

4章では、BCブーム最盛期のお話で盛り上がり。

5章では、BCが危ない時に、イチロー選手の一言で
救われる話があったり。

6章以降は、新しいBCの時代を感じたりした。

そして、あとがきにて著者はこう締めくくった。
『日本のバッティングセンターは永遠に不滅です。』

本書は、懐かしのバッティングセンターに哀愁を感じる貴方にオススメの本です。

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2022年05月15日

Posted by ブクログ

消えゆく昭和の遺構、と言われ続けてなくならないもの、ってあると思ううちのひとつ、バッティングセンター。野球「文化」を受け継ぐこの場には先達の意志と愛が詰まっている。

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2022年04月29日

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<目次>
第1章  被災地に生まれたバッティングセンター
第2章  バッティングセンターの誕生
第3章  ボウリング流行の終焉と、その後
第4章  ブーム最盛期の記憶
第5章  救世主イチローとストラックアウト
第6章  新世代の登場
第7章  日本のバッティングセンターは海を越えて
巻末対談 ピエール瀧×カルロス矢吹

<内容>
いまや風前の灯火のドライブインや遊園地をまとめた本が出ていた(読んでいた)ので、その類いかもと思いきや、まともな(失礼!)バッティングセンターの成り立ちをまとめたものだったが、社会学的な考察はない。新しい室内型のものも紹介されていない。古き良きアーム型などのバッティングセンターの経営者を何人かインタビューしたものだ。そういう意味でちょっと中途半端。

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2024年12月11日

Posted by ブクログ

2022/09/01 23:53
確かに今のこの時代、バッセンの経営は大変だろう。俺自身、草野球やってた頃はほんと良く行ってたけれど、今じゃちょっと足が向かないもんな。その頃行ってた新所沢のセンターが今もあれば、ふらっと行くんだろうけどな。
でもやっぱり、無くなってしまわないように、見かけたら行ければ良いよな。
最後のピエール瀧と著者の対談も面白かった。

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2022年09月01日

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次のやすみはバッティングセンターに行く。
高校時代のチームメイトが、キャッチングの技術向上のため、キャッチャーミットを持ってバッティングセンターに行った逸話を思い出した。

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2022年06月19日

Posted by ブクログ

バッティングセンターなんて何年も行っていない。けれど実は昔かなり通ったことがあるくらい好きなアミューズメントです。たまに行きたくなったりすることもある唯一に近いものかもしれません。野球部に所属したことも無いし、なんなら野球自体やったことないかもしれない位縁遠いのですが、野球漫画は大好きだし憧れはある
そんな半端な野球への欲求を大きな腕で受け止めてくれる存在、それがバッティングセンターです。
そんな斜陽産業と思われるバッティングセンターへの想いを全開にした、珍しい本です。思った以上に取材に力を入れていて、キワモノかと思ったら真っ当な文化史と言える一冊です。
高度経済成長期はいろいろなアミューズメントは花ひらいて、いろいろな事に希望が持てる時代でした。僕らはその最後の輝きを体験した世代なのかもしれません。

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2022年05月11日

Posted by ブクログ

橋本倫史『ドライブイン探訪』とか刈部山本『東京「裏メシ屋探訪記』とか、「消えていく昭和」探訪本が懐かしさだけではなく、社会の変遷に対する気づきを与えてくれたので、この本にも飛びつきました。先ずは野球体験が貧弱な自分も、なんやかんやでバッティングセンター行った時の記憶がよみがえりました。車の免許取りたての時に仲間と、デートの時にノリで、あるいは酔っぱらった時に繁華街で、あるいは子どもにバット振らせたくて…なんやかんや忘れていた記憶の蓋が開きました。そして「消えていく昭和」ではなく、数は少ないけれど新しく開業する新しい世代がいるのにも、野球の凄さを感じました。特に第一章の「被災地に生まれたバッティングセンター」だけでも読んでよかった…と思いました。被災地に実家のある知人から聞いた、11年前仮設住宅の子どもたちがなにかを解放するようにタイヤに向けてひたすらバットを振っていた、というエピソードと重なりました。本書でも触れられていますがイチローだけでなく、大谷翔平も育んだ施設の盛衰記。広島の高揚バッティングセンターの佐久間さんの言う「‟バッティングセンターのオーナー”になっちゃダメ。‟バッティングセンターのおっちゃん”にならんと。」という言葉、沁みます。そして著者いわく、すべてのオーナーが言う「この地域の役に立ちたい」。野球LOVEは地域LOVEから始まるのですね、きっと。

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2022年04月22日

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