あらすじ
大学中退、就活、社会人としての日々...ストリーマーになるまでの軌跡が凝縮。
ブラックベルトの関の伝説がまた1つここに。
プロゲーマーの頃の日々、ドイツ遠征、普段の生活なども大公開。コラムとして、母との対談も収録。
【本文より】
面白いゲームを誰かとやってみたいと思うのは自然な流れだ。
ある日、友だちのしんやに「Gunz The Duel」を勧めてみた。
「おもしろいからやってみ?」
凄く軽い気持ちで声をかけ、思ったよりもしんやはハマっていった。最初は僕も勧めて正解だったと思っていたが、ハマるのと同時に彼の学業成績はみるみる落ちていった。それだけゲームが面白いということでもあるのだが……元々しんやは成績優秀で偏差値の高い高校に進学できるヤツ。彼自身も「いい高校に入っていい大学に進んで」みたいなビジョンを中学生ながら持っていた。それなのに、だ。
勉強もせず成績もよくない僕がゲームを勧めたせいで、しんやは志望校に行けなくなるかもしれず、しんやの輝かしい未来が崩壊しようとしているのだ。そして僕は思った。
「責任をとろう」
このゲームを勧めた手前、簡単に「もうやめなよ」と言うわけにもいかない。それにゲームにのめりこんだ人間が、「やめろ」と言われたくらいでやめるわけがないというのも分かっていた。誰よりも、僕がそういう人間だから。そこで、僕はしんやを徹底的に潰してやろうと考えたのだ。僕は学校でしんやに声をかけた。
「タイマンをしよう」
もちろんリアルな世界でのタイマンではない。僕が呼び出したのは校舎の裏ではなく「Gunz The Duel」内のとあるフィールドだ(続)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ストリーマー、スタイリッシュヌーブの自伝。読んでいて驚いたのが、大きな決断や選択があっての現在ではないということだ。とにかく起こった出来事を過ごしていく。すると思いもしない方向に人生が進んでいく。
関わってくれている人々に感謝し、自らの人生を楽しんでいる彼の姿は参考になった。
Posted by ブクログ
さすがに駄々をこねるような真似はしなくなったが…?笑
リアルでもタンクだったんだなw
釈迦さん経由で見てることがほとんどで関さんのことをよく知らないから読んでみたんだけど、「感謝します」とかのノリがどういうテンションなのかわからなかったのが腹に落ちました。
私も普通の道を外れようと模索しているので共感したり、参考になったり。
要所要所で結果をきちんと受け止めているのが印象的で、すごいなぁと思いました。
母「幸せになることが人生っていうゲームのクリア条件なんだよ。」
息子「生まれてくる時は優しいお母さんだったのに、生まれてみたら意地悪なお母さんになっちゃってた」
関親子の会話だけで名言出るなぁ
Posted by ブクログ
配信とか見るので興味でて読んでみた。
配信者とかプロゲーマーってどういう感じでなってるのかをなんとなく知れて良かった。
OWプロ時代を当時見てたので興味深かった。
Posted by ブクログ
スタイリッシュヌーブの自叙伝。
何歳になっても好きなゲームを続ける。
簡単そうでとても難しいことだと思います。
彼の優しくて太い人間性や何事にも逃げない姿勢
が強く感じとれました。
今日もキャン謝します。
Posted by ブクログ
ゲーム配信を観ることが好きで
その流れで検索していたら辿り着いた本
彼のことは初めて知った
母の寛大さ、器の広さには脱帽する
過保護だからそこ
やりたいことを何でもやらせたい
「過保護」って一見
宜しくない
そんなイメージだけれど
彼の母は
何だかとてもBIGだなと感じた
Posted by ブクログ
ゲーマーってこんな感じなんだーという興味が満たされた。もちろん色んな人はいるだろうけれど、やはり一流になる人は、それがホントに好きで時間を費やしているんだなっていう事がわかる。
本人の母が寛容であったからゲームが思う存分にでき、今に至るのか。
ただ、そんな引きこもりな感じなのにしっかり結婚して〜っていうところは抑えてるなぁなんて感心してしまったり。