あらすじ
異常な父親のせいで家族の心はバラバラだ。優秀だった兄は家を飛び出し、母親は入院して余命宣告を受けた。
複雑な家庭の中で生きる男子高生の歪んだ恋愛と日常を、現役大学生YouTuberが鮮やかに描いた意欲作!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
とこまで本当でどこからがフィクションなのかが分からない。考え事をよくするタイプだからか、自分や相手の事を客観視しているように感じる文章に共感できた。自分の本質を理解すると何者かになれるという物語の真髄的な部分が納得できた。可哀想と「感じる」と「思う」の違いという着眼点が新鮮だと思った。
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YouTubeショートが面白い人だったので買いました。
結論から言うとなかなか面白かったです。さすが同志社大学卒。
読みやすさはあるんですが、たまに難しい言い回しを多用するのが少し鼻につきますね。普通に簡単な言い回しでサラッと読ませるべきところで静謐とか双眸みたいな仰々しい言葉をピックしてるとことが気になりました。
Posted by ブクログ
厨二病拗らせた喋り方の高校生の、心の闇がどんどん分かっていく話。
ナナオが好きで買って読んだけど、意外と面白く読めた。
自分に向き合うって難しいよなぁ。特に思春期の高校生は。
高校生だった自分の葛藤を少し思い出した。
Posted by ブクログ
寝るのも忘れてすらすらと読めた。とても面白かった。
ただ夜に読むと途中の挿し絵にびっくりする。笑
なにも考えずに人に優しくなりたいなーと思える本。
あとがきまで読むべき!あとがき面白かった!ていうか表紙可愛すぎ!
Posted by ブクログ
読後のソーカイ感 ★★★☆☆
読後のジワジワ感 ★★★★☆
推奨集中レベル ★☆☆☆☆(低いほど読みやすい)
何者かになりたい高校生の主人公が喋る猫との対話を通して、都合よく脚色された過去を見つめ直し、本当の自分を理解するというお話だと解釈しました。あとがきでのフィクション・ノンフィクションの説明で胸がキュッとなりました。
私はナナオさんのYouTubeをよく見ていて、この人の語彙力で書かれた小説はどんなものなんだろうと楽しみにしていました。
結果から言うと、20歳位の処女作(童貞作?笑)でこんなにも小説らしい小説が書けるんだ!というのが1番に来た感想です。
本の中で「自分のクズ性に気づいてるやつは人に優しくなれる(意訳)」という描写があるのですが、私の場合「あ。これYouTubeで言ってた話や。ナナオさんにとってこの話は結構考えた末の結論ってことなんかなぁ」と勝手に憐憫というか庇護の念?を向けてしまって自分クズだなぁと感じました。優しくなれたかな。
また、終始父親の異常性を特筆してあった小説でしたが、その異常な父の考えを知りたいことや主人公も割と変わった子だったことから 他の登場人物視点での話も見てみたいなぁと思いました。
あんまり書くと本人に見られたら困るから終わり!!!
あと最後にでてきた主人公のお友達のキャラクター性がとても好きでした。
ボイス特典は朗読というか普段のYouTuberナナオでした笑
Posted by ブクログ
ナナオのエッセイに続き、ナナオの著書2冊目です。どこまでが実話なのか分からないのもまた不気味というか、現実味を感じさせる。フィクションなのにフィクションじゃない風に捉えられます。
ラストスパートの主人公のクズ性が分かる所で読むリズムが早くなるのが自分でも分かりました。処女作でほぼ添削が無いと言われるとクオリティが高いように思います。
賢者飛行もこれから読み始めますが、とても楽しみです。