【感想・ネタバレ】わたしの体に呪いをかけるなのレビュー

あらすじ

笑うな。哀れむな。値踏みをするな。わたしの体はわたしのものだ。
体形への偏見やスティグマ、インターネットトロールの誹謗中傷、ジョークの皮をかぶった性暴力……。女性(わたし)たちから人生を奪うこの社会のシステムを、全部蹴っ飛ばせ。気鋭の批評家が自らの体験をもとに綴った、不屈のユーモアと怒りのフェミニズム戦記。

[岡田育さん(文筆家)推薦]
リンディはオタクでフェミニストでコメディアン。冴えない青春時代を生き延びて、下劣なバッシングとクソリプの嵐をかいくぐり、物言うしぶとい大人になった。彼女の人生を読み進めるうち、自分の身に起きた悲しい出来事もみんなジョークに変えてもらえる気がしてきた。きっとこの人となら、何だって一緒に面白おかしく笑い飛ばせるだろう。でも、それで私たちの怒りの炎が消えるわけではない。身体に心に深く刻まれ、人知れず泣きながら癒してきた無数の傷を、私たちは忘れない。尊厳を踏みにじってくる奴らに、「ねえ、マジで笑っちゃうほど痛いんですけど、聞こえてる?」と叫び続け、けっして黙らずにいたい。自分らしく生きるために、俯くのをやめて真顔のまま笑おう。

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Posted by ブクログ

翻訳が最初かなり読みにくく、一度挫折したけど、ようやく読めた。
きっと原書もこんな雰囲気で書かれているんだろう。
後半にいくにつれて、読みやすくなったのは、きっと原書でも同じなのかもしれないと思いながら読みました。
リンディさん自身も悩んで、もがいて、叫んで、それで書くべきことを掴んできたのかなって

日本も少しずつ変わってきたよね。
お笑いってずっと嫌いだったけど、私が好きになれるお笑いも出てくるのかもしれない。

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

著者のリズムが伝わってくる。
ここは一気に書き殴ったんだろうな。ここの表現は苦心したんだろうな等伝わってきて面白くかったが、なんとなくまだ英文的な翻訳。英語が分かる人の方が読みやすい気がする。

ミッシェル・オバマの自伝で読んだミッシェルのオバマにとっては誇った政策が当時太っている人にとってはこんな状況になっていたんだなというのも面白かった。

太っている人のコンプレックスがこんなに根深いとは思っていなかったので、改めて人の見方を変えなくていけないと自分を戒める事が多かった。

0
2022年11月29日

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