【感想・ネタバレ】須藤真澄[自選短編集]梅鼠のレビュー

あらすじ

須藤真澄の作品世界に不可欠な存在である個性豊かな “じじばば” をテーマに精選した、唯一無二の作品集。「須藤真澄が勝手に選んだイカすじじばばベスト5」の特別描き下ろしに加え、『図書館戦争』などの作家・有川浩(現ペンネーム:有川ひろ)による解説「じーばーとムスメが織りなす時間の円環」を収録。

「須藤真澄の描く死は、老いは、まるで「こうであってほしい」という願いのように優しい」――解説より抜粋

◎“こむすめ”をテーマに選出した『須藤真澄[自選短編集]萌葱』も同時発売。

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Posted by ブクログ

年を取ることは悲しいことではない。私たちはいつまでも私たちのままでいられるよ。
死について、老いについて、抗い難い世界の摂理について綴る作業が、須藤真澄個人の願いではなく、先に旅立った愛するひとびとのための祈りになったからではないだろうか。

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2022年06月09日

Posted by ブクログ

『萌葱』よりこっち。不思議要素が割増。じじばばの隣にいる少女たちがより魅力的です。
「桜東風」が素晴らしかった。おりうさーん!

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2017年01月04日

Posted by ブクログ

須藤真澄さんのじいばあは良い!!っていうのは有川浩さんの「3匹のおっさん」で知った。
エレクトリカルパレード大爆笑させて頂きました。
そして今回帯でも有川さん絶賛されてらっしゃるし。
やっぱこむすめよりもこっちのほうが好み。
「昼と夜」
「私と彼女と洞窟で」
「今宵楽しや」
特にお気に入り。

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2010年06月29日

Posted by ブクログ

『梅鼠』はじーばーがメインの話で構成されている。
ますび作品といえばじーばーである。

僕はますび作品の中で唯一『電氣ブラン』だけ所有していないので、そこから収録された『黄金虫』を新鮮な気持ちで読むことが出来た。
それ以外の作品は久々に読み返すものなのだけれど、やはり好きだ。
『桜東風』、『私と彼女と洞窟で』が特にお気に入り。
『私と彼女と洞窟で』の中で、主人公の女の子が泣いて謝るシーンがあるのだけれど、そこがとても好き。
「ああ、この子はそこで泣くことが出来るのだなぁ」と安心するのだ。

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2010年04月26日

Posted by ブクログ

ファンタジックな老い(と死の間)。老いってこんな暖かいことばっかじゃない!と思いつつ、こんな妖精みたいなばあちゃんに、90くらいになったら、なってみたいかも。昔っぽい絵もファンタジック。

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2011年10月03日

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