感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
2022.10.16
ノンフィクションと言われても納得いく
このリアリティーさ。
死にたいわけじゃないけど
死んだっていい。
世界ってなに
命ってなに
親子ってなに
子ども、親、
だれもがよく考えること。
それでも答えの出ないこと。
答えが出ない不安をいつも紛らわしながら
みんな生きてる。
Posted by ブクログ
少し長めだけどテンポ感も良くてすぐに読めた。
今まで読んできた重松清作品とは一味違う作風だったかな、と思う。だけど好きで読みやすいのは変わらない。
後半、ウエダサマ、聖者、神、等が出てきたところからすごいわかりづらくなったので星4にした。
(私の理解力の問題かもしれない)
上田と高木は世界を終わらせたかった、全人類を滅亡させることはできないけど周りの人間を殺すことで自分から見える世界が一変することに気が付きそれを実行した。それと同時に、なぜクラスメートを無差別に殺したのか、〝分からない”状態にすることで周囲の人(特に大人達)を怖がらせ、一部の人間から崇拝されるようになった。彼らは自分の命を人質にとることは最強の手札になりうると悟り主人公を貶め、ワルキューレのカプセルが混ざった瓶を使って運試しをすることで、自分たちが神となれる存在なのか試そうとした。ここで運試しに負けたものは聖者に、買ったものはウエダサマ同等神になれる。
以上が私の解釈だが、合ってるのだろうか?
この小説の解釈に答えなどなく、分からないままにしておくのが良いのかもしれないが。
Posted by ブクログ
『お母さんを悲しませたら殺しますよ。』
コロシマスヨ。とてもゾッとした。
血縁関係があろうがなかろうが、親と子に信頼関係を結ぶことは非常に困難だ。
全力で本音が言える人間関係なんてあるのか。
私はないと思う。
家庭や職場であったり恋人、友人その関係性によって差はあるが、100%で相対することはできない。
他者の心境などわからない。
だから、努力する。
97年に起きた神戸連続児童殺傷事件を彷彿とさせる作品でした。
Posted by ブクログ
7年前クラスメイトに毒を飲ませて大事件を起こした犯人が住んでいた街に引っ越してきた主人公家族。
主人公には血の繋がってない中学生の息子がおり、
その息子の様子もどこか不気味。
そんな時にその犯人が娑婆に出てきてこの街に帰ってきたかもしれないという噂が広まり—
新しい思想を吸収できた様な気がする。
Posted by ブクログ
うーん、難しい作品でした。
こちら側の人間とそちら側の人間
自分が本当に苦しい状況にいて、唆されてしまうような立場だったら、導かれてしまうのか
いろんなことを考えさせられる内容でした
Posted by ブクログ
シゲマツの本は、面白いですが、書き方にクセがあることがあります。
まず、ちょっと自分がいきなり中2の夫になったという事を強調しすぎではないでしょうか。
また、沢井が旧友役になるときも、それが演技であることを言い過ぎな気がします。
シゲマツの良さに難癖をつけてしまっていますが、私は気取らないさっぱり系の文章が好きなので、ねっとりした中毒性のあるこの文章は合わなかったように感じます。
次に話の内容は、「結局何なの?」という結末でした。要素はあちこちに散らばっていたのですが、それが形にならなかったという感じ。「聖女」だの「約束された場所」だのもうどうでもいいやっという気持ちになりました。
私にこの本は、あまり合わなかったです。
ただ、他のシゲマツの本も読んでみたいです。