【感想・ネタバレ】凶獣の愛し方のレビュー

白銀トオル / 鈴倉温

【HECATE BOOKS（ヘカーテブックス）】
村娘・カティは、ひょんなことからイタチ獣人の青年・ナハトに、しばしの宿を提供することに。つぶらな瞳の可愛いイタチの顔に反して、職業は傭兵だというが、細身でしなやかな印象からは荒事になれているとは思えない。唯一の家族である父を亡くしたばかりのカティと束の間の同居人は、ほのぼのとした交流を楽しむが、平和な村に山賊の残党が迫っていた。不運にも賊と遭遇し、窮地に陥るカティだったが、獰猛な本性をあらわにしたナハトが、複数人を相手にたった一人で制圧してしまう。「僕を頼れよ、カティ。僕だけを」――これは凶暴な本性を隠し持った獣人が、頼ることが苦手な村娘に尽くす献身の物語。

[かんな · ★★★★★]

安心の異種族ラブストーリー

「美女と野獣」の野獣は王子にならなくても、いやむしろ王子にならない方が魅力的。そんな人外好きのためのラブストーリー。執着はあるけれど、お互いを尊重して距離を縮めていくので、安心して読めます。大らかな主人公と一緒に、ふわふわ毛皮と鳴き声と、凶悪な絵面の食事シーンを楽しみました。

[あんこ · ★★★★★]

初めての獣

モフモフ獣人ものはけっこう好きで色々読んでますが、イタチというのは初めてでワクワクと読みました。
実に良かった！新たな世界を見た。
ヒロインな大らかな雰囲気もまた良い。
クズリを知らなくて画像検索して納得。
初めはイラストないの残念って思ったけど、獰猛さを文字からありありと想像出来たし、かえってメルヘンモフモフ絵とかだったら自分が創ったイメージ破壊されるので今作に関しては無しで良いなと思いました。

＃胸キュン