あらすじ
『鬼滅の刃』でも大注目! いまからちょうど100年前の、大正時代とはどんな時代だったのでしょうか? 文化、社会、流行、歴史など、大正時代の人々のくらしを調べてみましょう。
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Posted by ブクログ
大正時代って明治と昭和の間の短い時代としか思わなかったけれど、その15年の短い時代が一冊の本になる事が興味を持って手に取ってみた。
大正時代は1912年から1926年までの15年間。
赤レンガ造りの東京駅が開業したり、東京大学の安田講堂が完成したりした。また、森永のチョコやキャラメル、カルピス、グリコが誕生したのもこの時代。
鬼滅の刃の時代もそういえば大正時代で、主人公の炭治郎は炭屋をしていた。炭は当時の生活必需品だったようだ。
国勢調査が始まったのも大正時代。大正9年に行われた第一回国勢調査によると、国民の半数以上は農業を本業にしていたとわかる。今年は22回目の国勢調査が行われる予定であり、大正時代から続いているものの一つである。
また世界的にスペイン風邪が流行して、日本でも38万人以上の死者が出たと言われている。今般のコロナ流行時と同じように、マスク着用を呼びかけ着用していたようだ。
調べていてわかった事なんだけど、令和と大正は似ているかもしれない。
第一次世界大戦とウクライナ戦争、米騒動、スペイン風邪とコロナ、大正デモクラシーと今回の参院選挙など…。
そう考えると関東大震災も頭をよぎってしまう。
とてもいい本でしたー。