【感想・ネタバレ】バイヤード・ラスティンの生涯 ぼくは非暴力を貫き、あらゆる差別に反対するのレビュー

あらすじ

アメリカ 公民権運動の時代。
黒人も同性愛者も、公然と差別される対象だった。
それでも彼はくじけることなく、非暴力で敢然と差別に立ち向かう。

バイヤードは、暴力に頼らずにトラブルを起こす達人でした。第二次大戦中、非暴力 が正しいと信じて刑務所に入ることを厭わない勇気を持っていましたし、1963年の「雇用と自由を求めるワシントン大行進」を成功させた、頭脳明晰な人でもあります。
キング牧師のような、当時はまだ若い指導者たちに非暴力の戦い方を教え、そうした人たちを公民 権運動で強い影響力を持つ人物に育て上げた謙虚な人でした。

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Posted by ブクログ

公民権運動の時代のアメリカに黒人でアフリカ系アメリカ人であり、同性愛者でもある複雑で公然と差別の対象とされたラスティンの伝記。公然と差別される対象だった。
そのような状況下で生涯をかけて「暴力に対して暴力で返さない」という哲学を貫いたことに言葉を失うほどの衝撃と畏敬の念を感じた。自分などには想像することすらおこがましい体験をしながら「どんな価値を信じ、何に人生を捧げるか」を本書を通して教えてくれたことに感謝しかない。

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2025年12月01日

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