あらすじ
「国一番の美人と婚約しようと思う」皇太子の宣言により、貧乏な男爵家の令嬢なのに、見た目で皇太子妃候補の一人に選ばれてしまったミリアージュ。こんな奴が王になったら国が亡んでしまうのでは、と危機感を抱いたミリアージュは、領民を守るため、領地改革に乗り出す――!! といってもめぼしいものは竹くらい……。前途多難の一方で、変装して訪れた図書館で出会った冴えない青年ディラに恋に落ちてしまう。だが、この出会いがやがて思いもよらない事態をもたらして!? 貧乏男爵令嬢の領地改革奮闘記!! ※電子版はショートストーリー『ファエカの覚悟』付。
...続きを読む感情タグBEST3
身分の差って大変
近ごろ有りがちなイケメン王子と男爵令嬢との恋物語だと思ったけど、こんなに身分違いは大変なのだと感じた物語は無かったので新鮮。
お互いに変装して庶民の姿で出会い想い合っても、本当の身分の為想いを口に出せないし、無理だと分かっているから何も言わすに別れる…。読んでて切なくなった。今まで王子様が登場する設定の話はいろいろ読んだけど、身分違いは本当に大変だったのね。今の時代に生きてて良かった。
最後は上手く行き過ぎだけど、幸せになって欲しいから良し!
チャラ皇太子設定は読んでてホントにイラッとしたけど、これが演技なのはスゴイ!
嫌われようと辞退しようと画策して結局王妃になるストーリーですが、作戦が面白い。貧乏だから、、、と賢さとユーモアと謙虚さで運命が繋がっていく、この話は楽しく読めます。
相思相愛、良いね!
13才の社交界デビューの頃から嫉妬されまくる美しさだが貧しい領地の男爵令嬢、がなんと皇太子妃候補になってしまった!王都の図書館や孤児院へ行く時は喪女になりそこで出会った誠実そうな男性に恋をしたがチャラい皇太子の相手になってしまうのか?行動力も考え方も現代人かと思ってしまう程の前向きな生き方が領地のみならず国を良くして行くようで、ハッピーエンドは大好きです。良かった!良かった!
意外と鈍感
ヒロインが顔貌が良いだけでいろいろやっかまれて家が貧乏でそこそこ頭も良くて領地のこともわかっていて・・・でも答えの出し方がど真ん中から外れているような気がします。ヒロイン側からの読ませ方になっているのですが、少し共感できずに読み進めました。
最後に皇太子がいろいろ気が付くけれど、孤児院で出会った時(一回きりじゃないんだから・・・)にお互い気が付きなさいよ・・・と思ってしまいました。
でも識字教育のことや竹を使っての産業はなるほど・・・と。なかなか斬新だと思います。
ファエカと将軍の将来が最後の最後に気になって・・・ヒロイン以外も幸せになるとよいな~と思いました。