あらすじ
今、時代は大きな変革の時を迎えています。
これまでに常識とされていたことや、社会の仕組みがガラッと変わってしまう。
企業に就職しさえすれば、給料をもらい一生安泰、などと考えている人は、近い将来、過酷な現実に向き合うことになるでしょう。
これまでの社歴や、スキルは大きな意味を失い、仕事に対する考え方、働き方、生き方も「今まで通り」では通用しなくなるということです。
では、どういう時代になるのか?
それは、「量」から「質」の時代を経て、「心」つまりメンタルの時代になるということです。
それは単純に、メンタルが強いか弱いか、ではありません。
自分がどんな価値やアイデアを持ち、何をつくり、何を世の中にもたらすのか。
自己確立を前提として「自分はどうあるべきか」について、明確な考えをもっているか。
そして、それを実行する力をもっているか――。
これからの時代に求められるメンタルは、そのようなメンタルであり、本書では、そのような世の中に新しい価値をもたらす生き方を、メンタルタフネスとして紹介しています。
新しい価値を世の中にもたらすためには、個人のメンタルだけではなく、「周りを巻き込む力」つまりチームで共有するメンタルも必要です。
本書では、個々のメンタルを整え、超集中とひらめきを生む「マインドフルネス」を紹介するとともに、チームでメンタルタフネスになるためのワークも紹介しています。
グーグルでその結果生まれた、誰もが知る数々のサービスがあることからも、その効果の大きさを知ることができるでしょう。
自分の意識改革はもちろん、 チーム全体で、今までにない現象を体験してみてください。
また、登山家の栗城史多さんとの対談も収録しています。
栗城さんは、まさにメンタルタフネスの人ですが、メンタルタフネスがいかに「壮大な知恵」を持ち、自分の好きなことを追求する強さを持っている人であるかがわかると思います。
メンタルタフネスが持つ無限の可能性を、是非本書から吸収してください。
第1章 これからの時代は「スキル」より「メンタル」
第2章 メンタルの可能性を無限にするメンタルタフネス
第3章 柔軟なメンタルをつくる習慣
第4章 メンタルタフネスなチームをつくろう
第5章 直感とインスピレーションが活かされる時
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
メンタルタフネスーここでは、「強靭なメンタル」ではなく、柔軟なメンタルを意味している。
なぜメンタルタフネスが求められるのか?
この変化が激しい時代に意欲をもって生き抜いていくためである。
どのようにタフネスを身に付けるのか?
マインドフルネス、そして心理的安全性が必要だ。
どうやって習慣化するか?
無意識のストレスも可視化しコントロールしよう。
そして直感とインスピレーションが求められるこの時代を、仲間たちと生き抜こうー
必要性の提示(Why)
超実践的なプラクティス(How)
目指すべき未来(What)
1-2h程度で読み終わるボリュームだが、中身は充実。
手に取る価値のある一冊だった。
Posted by ブクログ
最近、本当にやりたいことの模索や、人を受け入れる心の余裕がなかったと自省した。
アルケミストとしての生き方を自分もしたいと思うし、転職した頃すごく意識していた。自己満足でなく、社会や誰かへの貢献をちゃんと考えていたら、自分も充実するし好転するきっかけになると思う。
Posted by ブクログ
具体的な瞑想の方法が書かれているのは、ほんの少しだけ。
人生を生きていくための、マインドがメイン。
怒りや悲しみを入れる箱でそういう感情が湧き上がってきたらどうぞお入りなさいと入れてあげる。
→自分の小さな箱から脱出する方法の通りで、
感情をもう一人の自分が移動させる。
幽体離脱をして、自分を客観視する。
レジリエンスが高い人は、困難な状況、失敗や挫折を糧にできる人で、苦しい状況にあっても、「少しずつ成長している」自分を実感できる。そして「いつか突破できる」と前を向いてポジティブに考えられます。
↓
なぜ自分がこれをやっているのかを明確にする。
ゴールがないと、すぐに諦めてしまう。
面倒くさいが自分と向き合うことを怠らない。
人が劣等感を持つ原因のひとつに、自らを他人と比較して、能力あるいは境遇などが「劣っている」「恵まれていない」とコンプレックスを感じることが挙げられます。
↓
劣等感を持たない工夫が大事。Twitterの消去
自分が今やることにフォーカス。孤独に自分と向き合うことで、メンタルが強くなる。
好奇心を持って新たな物事に取り組む。
好奇心は、集中力と突破力を養う。
Fail fast,fail forward (まず失敗する、失て前に進もう)を人生のモットーにする。
まずは興味を持ったことを実験してみる。すべては実験。そして、変えていく。
自分の本質を知ること、自分とまずつながることこそが、重要。
苦しみに感謝する。
苦しいときに「感謝の気持ち」を持つと、リラックスして最高のパフォーマンスを発揮する。
★メンタルが強い人は、人生はあまり時間がないということを分かっている人。弱い人は時間が永遠にあると思い込んでいる人。
✔︎今日やること
自分と向き合う。
Posted by ブクログ
1on1や面談の一番の目的は、メンバーの心の内にある考え方や意識をアウトプットさせること。なので「聞き取り調査」のように真面目に行うものではく、フランクに笑いながら話すことを推奨している。著者はこのフランクに会話する時間こそが、メンバーが高いパフォーマンスを発揮できる環境にすると説明。
その際、うまく活用したいのが「見つめ合う」こと。見つめ合うことで、互いに自分の弱さをさらけ出し、自己開示に繋がるからだ。見つめ合うことよって、お互いに安心感を享受し、そして親しくない相手には隠しておきたい、心の一番奥底にある感情、つまり弱さを互いの眼差しのなかに発見する。
その結果、それらを自分のものとして感じ、受け入れることで、理解すること、理解されたことへの感動が生まれるのだ。