あらすじ
大阪の安アパート「詩名内荘」に住む四人の住人たちは、偶然にも時を同じくして取り返しのつかない“罪”を犯してしまう。生きる希望を失った四人は集団自殺を決行するが、何故か目を覚まし罪を犯す前に時が戻っていた。人生をやり直すチャンスを得た四人は、罪を犯さぬように行動するが、どこかで歯車が狂っていき――。
後悔できるほど弱くて小さい人間は「無敵」じゃない。
Twitterフォロワー数60万人超えのもちぎが描く”覚悟”と”愛情”の物語。
(※2021年9月現在)
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Posted by ブクログ
同じアパートに住む4人が集団自殺するという所に、どうしてそんな事になってしまったんだ?と気になり、更に死んだ後にタイムリープしてまた死ぬ前に戻るというSF要素に惹かれて本を手にしました。
この4人のキャラクターが濃く、それぞれの育ちや悩みなどで思う事がたくさんありました。
私は死ぬ勇気はないけれど、死にたいと思い実行できてしまう人は日々の積み重ねにちょっとした要素が加わりもうどうでも良くなってしまうのかな?
タイムリープを繰り返す中で、4人の行動や言動が変化していくのが面白く、気になって一気に読んでしまいました。