【感想・ネタバレ】民王 シベリアの陰謀のレビュー

池井戸潤

[Kochan · ★★★★★]

さすが池井戸潤、ページをめくる手が止まらずあっと言う間に読み終えました。コロナ禍の混乱をパロディにしていますが、無責任な情報や非難に踊らされる人間の弱さや信念をつらねく強さなど、人のあり方がユーモアを交えて上手く表現されています。本当に池井戸潤の小説はハズレがないです。

[ブクログ · ★★★★★]

一気読み。面白かったです。コロナ、そして分断、という今の世の中を良く映したパロディでしたね。小中都知事には大受けしました。ほんと無責任な人多いですから。武藤泰山のような政治家は素敵ですね。

[ブクログ · ★★★★★]

ウイルスと人間の闘いを描いてる。

ウイルスが賢い手を使って人間を支配している様子からウイルスに意思を感じで恐怖を感じた。

実際にありえなくない話だなと思ってる。

また、政治と国民の関係についても考えさせられた。メディアやニュースの印象に国民は影響されやすいのだと実感。何の情報が正しいのか、、普段から他人の意見を鵜呑みにするのではなく自分の頭で考えることができるようになりたい。

[ブクログ · ★★★★★]

シリアスな内容にも関わらず、ユニークな登場人物たちのおかげで、ほっこりできる本。

どこかの国もこんなユーモアのわかる方々が、政権をとればいいのに。

[ブクログ · ★★★★☆]

コロナで混沌としている日本に向けてのメッセージのような1冊だった。
政府は私利私欲に塗れたものと決めつけ、マスコミが面白おかしく煽り、それに踊らされている国民。日本人は思ったよりバカばっかり、という言葉が響く。
率直に面白かった。愚直で真っ直ぐ、誰よりも周りの側近達に愛される、こんな総理がいたらいいのにと思ってしまう。

[ブクログ · ★★★★☆]

人を凶暴化する謎のウイルスが蔓延。ウイルスはどこからやってきたのか。永久凍土が溶けてマンモスからというのが荒唐無稽。水際対策、緊急事態宣言、手洗い、マスク、ソーシャルディスタンス。聞いたことある言葉ばかりで風刺もきいていた。悪者は嫌な奴というより滑稽で池井戸作品としては軽くユーモラスだった。いつもの池井戸さんを期待してると肩透かしを食った気がするが、これはこれで一気に読めて楽しかった。前作もテレビドラマもみてみたい。

[ブクログ · ★★★★☆]

面白かった！！
かなり久しぶりの池井戸さん。頁をめくる手が止まらないスピード感はさすが。
感染すると暴れだす未知のウィルスが日本で感染拡大！
感染をどう抑えるのか。内閣支持率のゆくえは…。
政府の対応や世の中の反応などコロナ禍の現代を反映した作品なので、過去をなぞらえてるような気分でした。

武藤総理のバカ息子・翔はどうなる…？
総理を引き摺りおろそうと国民を煽動する小中東京都知事の演説がひどかったなぁ。
不安や不満を煽るばかりのメディア、人の弱味につけこむ宗教や詐欺ってどうよ。

さて、最終的に事態はいったいどう収まるのかと疑問だったけど、そうきたか！
なるほどねー。
久しぶりの池井戸作品を堪能しました。

[ブクログ · ★★★★☆]

良い。
池井戸潤さん、さすが。
経済、銀行ものではないが、面白い。
政治家の苦悩、民意が正しいとは限らない。
ウィルスの話。今、身近に感じる。

[ブクログ · ★★★★☆]

面白くてあっという間に読むことが出来た！
新型コロナウィルスとマンモスのマドンナウィルスが時代を表している感じがして興味深かった。
岸田総理も泰山総理みたいだったらよいのにね笑

[ブクログ · ★★★★☆]

新型コロナウイルスを騒ぎを題材にした、前作同様のコメディ小説。んな訳あるか〰️って思いつつも、夢中で読めてしまう。
前作同様、また映像化されたら良いなぁ。もちろん、貝原役は高橋一生で。

[ブクログ · ★★★★☆]

民王続編

プロローグ
第一章　マドンナの乱心
第二章　大学教授と狼男
第三章　バタガイカ・クレーター
第四章　ポピュリストたちの宴
第五章　犬にきいてみろ
第六章　官邸襲撃事件
第七章　マンモスの秘密
第八章　総理の演説
エピローグ

高西環境大臣が人を凶暴化させる謎のウイルスに感染した。陰謀論者の台頭で、危機に陥る第二次武藤泰山内閣。ウイルスはどこからやってきたのか。泰山は国民を救うべく…。
『小説野性時代』掲載に書き下ろしを加えて単行本化。

[ブクログ · ★★★★☆]

ドラマ見てからだとちょっとイメージが先行しちゃうところあるなあ
いろんな心情があって、いろんな行動を選択するんだろうけど、描写がリアルで人間の怖さを感じた
最後は感動

[ブクログ · ★★★★☆]

民王第２弾。コロナじゃないけど、ウィルスのパンデミックに関連した政治関連のお話。俺たちバブルとは全然違うテイストですが、こういった話もなかなか面白い。

[ブクログ · ★★★☆☆]

評価があまり良くなかったので、期待しないで読みましたが…思ったより面白かったです。
ただこの結末…なんかシリツボミのような
コロナはまだ終焉したわけではないと思いますが、もはや過去のことのような…こんなこともあったよなあ、と…でも、巨額な税金を注ぎ込んだのにその検証はなされたんでしょうか？
池井戸さんには、もっと現実に即した目線で切り込んで欲しいと思いました。
それにしても、いつまでも裏金やらなんやらそんなことばかり考えてる政治家…温暖化や地震災害や紛争や…
本当に真剣に取り組まなきゃいけない課題が山積みなのに。

[ブクログ · ★★★☆☆]

コロナを振り返って物語化した感じ、、かな。
民王の入れ替わりがまた起こるのかと読み始めたら全然違いました。笑
期待値高かったし、読みやすくてすらすら読めたのは良かったのですが、最後はなーんだ？これでおわり？とちょっと物足りなさを覚えました。

[ブクログ · ★★★☆☆]

感染すると凶暴化するマドンナウィルス
日本中が謎のウィルスに大混乱のお話

面白可笑しく書いてますが、本当にコロナの時こんな感じでしたよね。効果があったのかなかったのか分からんし､､､

コロナ禍を振り替えさせてくれた、学びのない面白話でした。

[ブクログ · ★★★☆☆]

現在のコロナ禍を想起させるような展開。読みながら国民の不満に同調出来る部分がありながら最終的に泰山がどうやって収めていくのか楽しみであった。現実は上手く収めきれず現在でも中途半端な状態だが、さすがに泰山総理の下では上手く収まりました。
現実にも泰山之ような政治家がいてくれたら良いのに、後半に出てきた老害のような政治家が多いですから・・
ストーリー自体はやや中だるみの部分もあったが最終的には巧く纏まったと感じた。
小中のような知事はさすがに嫌だな。

[ブクログ · ★★★☆☆]

池井戸さんっぽくない小説。
民主主義というのは正しい結論に導くのか。情報が簡単に拡散される時代において、民意は誘導される。理論的に正しいことにみんなが納得するわけではない。

[ブクログ · ★★★☆☆]

コロナウイルスに触発されて書いた感じですね。荒唐無稽ですけど、まあ、でも泰山らしいところも出てて、それなりには楽しめました。

[ブクログ · ★★★☆☆]

政治エンタメ小説としては、読みやすく面白くギリギリ合格点。だけど、池井戸潤作品だと思うと、？感が拭えない。もっと痛快感と納得感が欲しかった…オチが。

[ブクログ · ★★★☆☆]

池井戸潤作品の中ではかなり軽いかなあ。アメリカのトランプやコロナのパンデミックからヒントや問いかけをした作品(という理解)。ドラマのキャラが頭に浮かびながら、さらっと読める内容。

[ブクログ · ★★★☆☆]

★★★
今月10冊目。
池井戸作品ながら非常に軽い感じ。前回の民王めちゃくちゃ面白かったけど、今回はコロナみたいなウイルスにやられる話。
さほど面白くなかったな。付け焼き刃的だ

[ブクログ · ★★★☆☆]

某ウイルスに対する我が国の皮肉に思えた。
ウイルスが怖いのではなくウイルスによって偏った考え方や、違った考え方の人間が衝突する方が怖いと思った。

[ブクログ · ★★★☆☆]

１作目がなかなか奇想天外な物語で面白かったので、その感じを想像して読むと違いに驚くかも。
ウイルス対策に奮闘する武藤総理とウイルスの謎に迫る翔と貝原。ストーリー展開はそんなに驚くものではないけど、陰謀論、温暖化、ウイルス対策などのまさに日本が直面する課題について書かれていて、ハッとさせられる部分もあったかなぁと。

[ブクログ · ★★★☆☆]

コロナ禍でウィルスを扱った話はタイムリーなんだとは思うが、マンモスからのウィルスというのはいま一つであった。ドラマのイメージが強く、遠藤憲一さんや高橋一生さん達が頭に浮かびながら読めたのは楽しかった。

武藤総理のぶれないところが感動、息子の翔もその背中を見て政治家を志すのにはホロッときた。

また、ドラマより武藤総理の夫婦仲がよく、妻の綾さんに「嫌われても、信念を貫き通す。世渡りは下手だけど、そこが良い。愚直で馬鹿正直で、頑固。武藤泰山はイケてる政治家じゃなかったっの」と励まされているところが良かった。

[ブクログ · ★★★☆☆]

登場人物が魅力的で面白かったです。
ただ、終始展開が読める感じがあり、民王の続編として期待していただけに少し残念でした。

[ブクログ · ★★★☆☆]

泰山総理、、、
そのサポート秘書たち。
息子の翔のやりとりにお笑いの要素が含まれておりがっかりした。ふざけた描写は、好きでない。

ストーリー自体はウイルスのそのまたウイルス。
想像できなかったところからのウイルス。びっくり。

最後の泰山の演説がカッコよかった。

城山たちの、年寄り政治家、
排除して欲しい。
現実世界も…そう。

[ブクログ · ★★★☆☆]

民王の続編ということで楽しみにしてました。
起承転までは面白かったけど結が微妙でしたね。
今の時代に合った読みやすい話。

[ブクログ · ★★★☆☆]

3.5 民王の続編。ウイルス感染、民主主義の危機、いろんなことを繋げてエンタメに仕上げてくるところは流石。続編も菅田君主演でドラマ化してくれないかな。更なる続編にも期待。

[ブクログ · ★★★☆☆]

続編もついつい読んじゃう。

陰謀論の正体はなにか？
コロナ後に書かれた小説として、世間への皮肉も込められ非常に良かった。

[ブクログ · ★★★☆☆]

09月-08。3.5点。
民王、第二弾。女性環境大臣が、新種のウィルスに感染。発症すると凶暴化に。対策を巡って与野党の攻防が。。。

総理親子に、前作と同じような災いかな、と思ったら、切り口が全く違う。著者の引き出しの多さは流石。
コロナ対応との類似点もあり、一気読みした。次作も期待したい。