あらすじ
様々な業界で約2000人の中高年キャリア開発を手がけた
人事コンサルタントが、心理学、キャリア論に基づいた
「働かないおじさん問題」の解決策を伝授します!!
「働かないおじさん問題」でお悩みの
人事部のみなさん、上司のみなさん、ミドルシニア本人、
なぜ、問題がなかなか解決しないのでしょうか。
次に紹介することわざに、そのヒントが隠れています。
「馬を水辺につれていけても水を飲ませることはできない」
馬は無理やり引っ張って水辺に連れていくことはできても
飲むことまでは強制できません。
馬が自発的に飲もうとしない限り、
水を飲ませることはできないのです。
仮に、上司や人事が職務権限で「働かないおじさん」を
無理に変えようとしても、
いい結果には結びつかないでしょう。
「働かないおじさん」本人の感情や意思を
伴わない変化はすぐに陳腐化します。
では、どうすればいいのか。
それは、働かないおじさん本人が
周囲からの適切な働きかけをきっかけに
自らの意思で、自らの人生を充実したものにするために
前向きに変化に踏み出すことが重要なのです。
「綺麗ごとを言うな」と思われるかもしれませんが
その方法はあります。
本書に掲載されています。
ただし、簡単にできるというわけではありません。
その方法を実践するにあたり、一つの条件があります。
それは、「働かないおじさん問題」は、
本人だけでなく、上司、人事にも責任や問題があることを自覚し、
三位一体となって問題の解決に取り組む覚悟を持つことです。
本人、上司、人事の3者が本気になって
問題解決に協力してまい進する体制を実現できれば
事態は大きく前進します。
本書では、問題解決のための環境づくりも含めて
「何を、どうすればいいか」
詳しくご紹介しています。
ぜひ、ご一読ください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
もうすぐそういう人が異動して来る中で、読んだ。
寄り添うというと少し語弊があるけど、本人らに気づきを促して、というのはいいやり方だと思う。
ただ、実行する人は外部の人の方が切り出しやすいかな、と思う。
Posted by ブクログ
上司の立場で
パフォーマンスを発揮できていないミドルシニアへ
意識改革してもらう方法(再活性プログラム)を説明
自分の状態 Can Must Will
変化の4フェーズ
否定 自分には関係ない→事実を説明
抵抗 なぜ私が?→傾聴する
探求 今後どうしよう
決意 変わろうと
Posted by ブクログ
「働かないおじさん」化した人は、成果のミスマッチなのか、意欲のミスマッチか。
どのような人なのかタイプ別に判断し、現状を3つの状態で把握。4つのフェーズを通して少しずつ変化していく方法が書かれている。
「働かないおじさん」化した自分への解決策の手がかりがあるのではないかと思い、手に取った。
『恥ずかしい自己開示(私の「働かないおじさん」時代と脱却物語)』は、心に迫るものがあり沁みた。
モヤモヤした、どう仕事を進めたらいいのか、キャリアアップをどうしたらいいのか迷子になっている現状を慰めてくれた本。
Posted by ブクログ
「ピーターの法則」によって組織は無能で埋め尽くされる
この本には割と早い段階でこの言葉が出てくるが、「ではどうしたら良いのか?」に答える本となっている。読み進めていくうちに、今の自分にできていないところが浮き彫りになり参考になった。
主に上司としての役割は「部下を成長させ、期待以上の成果を発揮してもらうこと」にあり、ネガティブフィードバックや傾聴のスキルは、今後磨いていかなければならないスキルであるとも言える。
また、自分が「働かないおじさん」にならないためには…自分自身もつねにストレッチゾーンに身を置きたいと考えるようになったことも収穫の一つである。
Posted by ブクログ
働かないおじさんが生まれる構造を知ると、望んでそうなるわけではないと分かる。話を聴くこと、相手の見えてる景色を知ることが解決の糸口になりそう。
Posted by ブクログ
・感想
働かないおじさんがなぜそこまでして働く意欲がないのか。成果を出せないのか、裏のストーリーを解りやすくまとめた書籍。
しっかり理解した上でのアプローチ参考になります。
・Todo
・働かないおじさんは能力不足よりWILL CAN MUSTのズレによって発生
・人事はズレに気付ける仕組みとズレを埋め、立て直す支援が役割
・WILLはありたい姿、やりたいことを考える機会を
・CANは変化し続ける能力、学び続ける意欲が大事
・マストは会社の方向性の説明だけでなく、本人の口から言語化させる。
・不満はたくさん吐き出させ、ストレス落ち着かせた上で話す。
※カラオケや居酒屋の愚痴と一緒。
・不満から探求で一緒に考えられるプランを練る。
・若い社員にとって長い職業人生を無理解な人間関係で浪費する必要はない。
そうさせることが上司の役目。