【感想・ネタバレ】北海道開拓の素朴な疑問を関先生に聞いてみた 廣井勇が育んだ北の日本近代築港のレビュー

あらすじ

北海道開拓の実態を、対話形式の講義で楽しく、わかりやすく紹介!時間軸に沿った構成で、開拓の流れと背景が手に取るようにわかります。開拓当時の貴重な写真をふんだんに掲載。開拓生活の日々をリアルに感じられます。あなたの先祖はなぜ北海道に来たのか―。自分のルーツの深部がわかるかも?

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Posted by ブクログ

北海道開拓の歴史の本は多々ありますが、これはとにかく分かりやすかった。
関先生は苫前町生まれ、祖父は香川県、祖母は石川県の祖先を持つ開拓3世。1936年のお生まれですから、84歳になられています。聞き手は、この本を出版している亜璃西社の編集者、営業担当の、若いお二人です。
何がわかりやすいといって、その内容が具体的なこと。
どんな人たちが、どういう理由でやってくるの?
どうやって開拓地にたどり着くの?
乗り物は?乗車賃は?
開拓者が開拓地に到着したその日は何をするの?
どうやって町が生まれるの?
農業の方法や道具は?
などなど、知りたかったことが、なるほど!と目の前に、形になるように語られます。開拓民の中で、女性の役割がどんなに重要であったことか。北海道の女性は強い、と言われる所以かもしれません。
最後に、北海道というところが、日本中からやってきた人たちで構成されていることで、違いを認め合わないと暮らしや集落が成り立たなかったのだと言います。それは、同じく日本中から人が集まる東京とはまたちょっと違う。それは、東京のように長く続いた伝統に縛られていないから。
アイヌの人たちへの差別はなかなか無くならず、それは残念だけれど、北海道は本州とは違う自由な空気が流れている。それは感じます。

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2021年03月15日

Posted by ブクログ

勉強になった。知らないことや疑問に思わないことが多いことに気付かされた。

再読。気づきがまたある。2022/06/19

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2022年06月19日

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