あらすじ
不安が募ると夜を呼んでしまう少女とその担当医・レイ。魔法と幸せがいっぱい詰まったふたり暮らし。
「あなたが夜を呼ぶのは“光”を思い出すため」。
不安が募ると辺りを暗闇に染めてしまう病気を持つ少女・ミラ。その病を治すため、心優しき医者・レイとともに森の奥で暮らしている。
空から降ってくる星をジャムにしたり、自信をつけるために早起きを頑張ったり、
小さな日常をひとつずつ大切にすることで、ミラはかつての自分を徐々に取り戻していく。
しかしある日、夜の病気に興味を持ったレイの友人がふたりの元に現れ、ミラを不安にさせる……!
すぐには治らない病、その壁に立ち向かっていく患者と医者のヒーリング・ストーリー。
心の温度が直に伝わってくる人物の表情や、呼吸をしているかのように瑞々しく描かれた植物たち。
確かな表現力を持つ三星たまの、初の単行本。
読切&ショート・ショート8本を収録した、
『星の子どもたち 三星たま短編集』も同時発売!
感情タグBEST3
匿名
あらすじも何も無く物語がスタートしたので不思議な世界観と雰囲気を掴むのにちょっと時間掛かった
そんな感じで迷いながら読み進める事になったけどこの巻の最後の話は凄い良かったし主人公も物語も好きになれた
Posted by ブクログ
ハルタ本誌で読んでいますが、単行本も購入して読み直したので投稿します。
不安を感じると、人や空間を真っ暗にしてしまう「夜」を呼ぶ少女・ミラとその担当医レイの2人暮らしを描いた、魔法と優しさがいっぱい詰まったヒーリングストーリー。
春風がそっと背中を押してくれるような、心がぽかぽかする作品です。子どもの頃に出会いたかったな、とも思いますが、大人になった今でも、子ども頃に抱いた忘れたくない気持ちを、ふと思い出させてくれます。
世界観が夢いっぱいで、いつか動いているミラちゃんや魔法をみてみたい!アニメ化お待ちしております。
試し読みから
ちらっと読んでみて、なんだこれかわいい!と購入しました!
不安になると周りを夜にしてしまう女の子とそれを治療するお師匠さんのファンタジー
星ジャムとか不思議な花とか影くんとか個人的に世界観が好きです!絵本を読んでいる感覚にもなります
どうしてミラは夜を呼べる?のか設定もキャラもこれから楽しみな作品です!
あと、師匠の顔の洗い方、あれ本当やってみたい笑
Posted by ブクログ
子どもの頃に出会いたかった本であり、いまの自分にであってくれてありがとうと素直に思える本でした。
読み終えたあとに空を眺めてぽっかり、子どもの頃、どんな大人になりたかったのだろうと考えて、
……悪いものをいいものに。かなしみをたのしみに。涙を笑顔に変えられる、師匠のような魔法使いになりたかったなあと自分の中の答え合わせをしました。
本の隅々まで魔法がかけられた素敵な本でした。出会ってくれてありがとう。
Posted by ブクログ
表紙に惹かれて購入。きらきらしてるけど強くない。まばゆい星の瞬きみたいな光の雰囲気に惹かれました。中身も夜の闇と星の瞬きに溢れていました。
不安が募ると夜を呼んでしまうミラ。呼ぶとは?と思いましたが自分以外の全てを夜にしてしまう病気らしい。それを治すために魔法医のレイと暮らしています。
気持ちの浮き沈みで夜を呼んでしまうのは「ダメだ」とか「抑えなきゃいけない」なんて気持ちは逆効果で、焦れば焦るほど夜に満たされていく。
でもそんなミラを日常的な行動や考え方一つで改善に導くレイは頼もしい。あとミラを支えてくれる影くんもね!可愛い!個人的に早起きをしたミラとレイのやりとりと、押し花。星ジャムの描写が大好きでほっこりさせられながら、きらきらと日常が輝くような気持ちになります。
この作品は装丁も全て綺麗で可愛い。
Posted by ブクログ
本屋さんで表紙に見惚れて
ジャケ買いしました。
物語も、絵も
わたしの「大好き!」がたくさん詰まっている本でした。
心の中にある、不安や悲しい気持ちを
ふっと包み込んでくれる優しさのある
物語だと思います。
買って良かったです!