【感想・ネタバレ】祈る神の名を知らず、願う心の形も見えず、それでも月は夜空に昇る。【電子特典付き】のレビュー

あらすじ

世界を滅ぼす邪神の眷属への対抗手段である“遺物”。
それを扱う才能を持たぬ【亜人】を純血人類たる【貴族】が従属させ、確固たる身分制度が敷かれた時代。
そんな千年後の世界に蘇った英雄・セロトは、人類の衰退ぶりに愕然としつつも、とある問題の解決のため、貴族の身分を得て、全ての叡智が眠るという【学院】に通い始める。
しかし、入学時の検査で遺物適正が最低ランクと判明。
劣等貴族と侮られることになるが、実技で実力の片鱗を見せていき……?
これは悪夢のような世界と、苦痛に満ちた虚構、そして闇を裂く微かな希望についての物語。
『幻想再帰のアリュージョニスト』の著者が贈る純血のハイ・ファンタジー。
【電子限定!書き下ろし特典つき】

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Posted by ブクログ

1冊完結。チート級の勇者にかなりイタイ感じの角アリ、羽アリ、耳長の三人娘が絡んで,何やら壮大な展開になるダークファンタジー。亜人と貴族と呼ばれる人間との格差が恨み憎悪を生んで悲惨な展開になる。その中でミードという耳長の少女が良い。彼女の終盤の選択の結果が勇敢で崇高な犠牲なんだけど、至った姿がなんとも可笑しくて、痛ましさをより増す。

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2023年09月24日

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