あらすじ
スティーブ・ジョブズに日本を託され、
掟やぶりの方法でアップルを復活させた
前アップル日本法人代表、初の著書!
だれもやっていない方法で
世の中にインパクトを与える、
前刀流「セルフ・イノベーション法」を初めて明かす。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2004年、日本市場で低迷していたアップルを
たて直すべくスティーブ・ジョブズに日本を託され、
米国Apple マーケティング担当ヴァイス・プレジデントに就任。
同年、アップル日本法人代表取締役を兼務し、
日本独自のマーケティング手法で
iPod miniを大ヒットへと導き、
Appleブランドを復活させた仕掛け人による待望の著書。
米国本社で行われるジョブズ主催の
エグゼクティブ・ミーティングに
本社勤務以外の人間として初めて参加し、
アップルの世界戦略とマーケティングに
大きく貢献した唯一の日本人としても知られる著者が、
自らを改革し続け、
世の中に大きなインパクトを
与える人になる
ための「セルフ・イノベーション法」を明かします。
・自己革新をして一流のビジネスパーソンに成長したい
・一流と二流の決定的な違いを学びたい
・世の中にインパクトを与えるマーケティングを学びたい
・人生を楽しく、豊かにしたい
そんな人はぜひ必読。
著者しか知らないジョブズの素顔、
アップル成功の本当の理由、
日本企業が復活する秘策なども初めて明かします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■序章
・アップルのオファーを受けた3つの理由
・スティーブが「NO」と言えば、それで終わり
・なぜ、ソニーは「世界のSONY」でなくなってしまったのか ほか
■第1章 本当の「価値」とは何か?
・自分にしかできない方法で、人を感動させる方法
・テレビのリモコン、使うボタンはいくつある?
・なぜ、白いイヤホンが流行ったのか
・折り紙を丁寧に折るとバカになる!? ほか
■第2章 僕がスティーブから学んだこと
・アップルとスティーブ・ジョブズのイノベーション
・スティーブとアップルのトップシークレット
・銀座と渋谷でやった日本オリジナルの仕掛け
・なぜ、iPhoneに歯が立たないのか
・お客さんの声を聞いてはいけない ほか
■第3章 なぜ、人は変われないのか?
・セルフ・イノベーションを阻む8つの悪とは
・がっかりしたソニー社長の就任会見
・サムソンにあって、NECにないもの
・「社内事情」という悪魔 ほか
■第4章 人々の想像を超えてゆけ!
・セルフ・イノベーションを起こす11の決意
・決意1 暗記型の勉強を拒否する
・決意2 人の意見、ランキンに乗せられない
・決意3 ビジネスに平均点などない ほか
■第5章 感性を磨く7つのトレーニング
・「Think Different」=自分らしくあれ
・「自分らしさ」ってどう
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
自分の言葉で表現する。わかったようなウンチクは使わないで、稚拙でもいいので伝えてみる。
五感をフルに活用してその瞬間を楽しむ。森の中や旅の中でイヤホンをするな。
Posted by ブクログ
他の誰の真似をしない、まさにこのタイトルの通りの内容でした。
僕自身もSNSにどっぷりだった20代に比べ、今は逆にデジタルから離れて、目の前の小さな幸せを感じるようになりました。
「自分の人生が今までよりも楽しくなったかどうかがセルフイノベーションだ」というフレーズも強く心に残ってます。
多少遠回りをしても良いから、日々考えて行動して、セルフイノベーションに溢れる幸せな日々を送りたいです。また読み直します。
Posted by ブクログ
========================================
★重要だと感じたこと★
========================================
◯前刀禎明 米Appleマーケティング担当副社長兼Apple日本法人代表取締役
◯人から言われたことをやり続ける、同じことを繰り返すのに耐えられない。常に変わり続けていたい。
◯セルフイノベーション
◯3にはなるな
1、意味や目的を感じられない人
→これは自分の仕事じゃない、何で俺が?
2、意味や目的を感じられる人
→何に気を配ろう、どんな内容だろう
3、思考停止している人
→言われたからやった
◯2004年iPodminiを大ヒットさせた
→機能ではなく、感性に訴求。ファッション
◯stay hungry,stay foolish
◯セルフイノベーションのために捨てるもの
・会社に行けば給料が貰えるという前提
・社内事情という幻想
・変なプライド
・現状維持という安心感
・多様なニーズに応えるという甘え
・代案、提案なしの文句
・雇われているという感覚
・ロジカルシンキングとマーケティング
→ロジカルシンキング
常識的な発想しか出ない
マーケットリサーチ
後追いしかできない
時代は一つの革新的な商品・サービスで変わる。
未来が見えるのは自分で未来を創ると本気で考えた人だけ
自分で見たもの以外は信じない
◯五感全部で感じ→自分の頭で考え→自発的に行動
◯Connecting the dots.
◯惰性を見つけ、壊す
◯新しいルールを作る
◯仮説を立てたら突き進め
◯チャップリン
あなたの代表策は?
『Newt One』
========================================
Posted by ブクログ
職場の上司が勧めてくれた本。その上司とは決して仲は悪くないものの、こと本の趣味に関しては一致しないことが多かったので内心期待していなかったのだが、これが蓋を開けてみたら非常によかった。そういう意味で、守備範囲が広い本なのかも。
内容の根幹をなすのは「セルフ・イノベーション」の必要性について。書かれていること自体は決して目新しい話ではないものの、筆者が伝えたいことをシンプルに、かつ熱意をもって語られているので、思わず引きこまれる。この辺は元appleだからこそ為せる業なのか。
ちなみにどうでもいい事だが、話の後半に「小さな違和感に気づけるか」という話が出てくる。違和感という意味では、この本の表紙の文字の配置に私は非常に不思議だった。「僕は、」と「誰のマネもしない」の間に一拍の間が取られているのは、これはどういう意図でそうなったのだろうかとか。
まぁ恐らく、残念ながら特に深い意味はない気もする。
Posted by ブクログ
目覚ましテレビに出演してるのを見たことがあって、どんな人かは知らなかったが、まさか元Appleの日本支社長だったとは。
ソニーやAppleでの地位を捨てても、自分らしく、誰のまねもしないで五感を活かして様々な視点で創造していく著者。 読み終えて感じたのは、何か久々の爽快感みたいなのを覚えた。
印象的だったのはコネクティング・ザ・ドッツ。
意味はそのときは気づかないけれど、すべては結果的に繋がっている。
今は試行錯誤していても、すべて結果的にコネクティング・ザ・ドッツだと信じれば意味の無い仕事、日常なんてないと信じることができる。
日々に対する考え方が変わります。
Posted by ブクログ
◇アップルは、意地の悪い言葉を使えば、組立屋。にもかかわらず、なぜアップルばかりがこれほどまでに秀でているのか。それは、アップルは技術をまとめることで、形を変え、ルールをも変え、インターフェースも変えてしまったからです。
◇日本は確かに難しい局面に至っています。でも僕は、それが誰の責任なのかを追求することをそろそろやめた方がいいのではないかと考えています。上司の責任、経営者の責任、上の世代の責任、政治の責任。自分以外の誰かのせいにしても、結局自分自身の何もよくなったりはしません。おもしろくも、楽しくもありません。
◇いまの日本のメーカーは右へならえですから、営業的に苦戦するようになると、同業他社より機能を一つでも多く追加しようと、得てして営業部門から開発部門へプレッシャーがかかる。家電量販店やお客様に「売り」を説明しようとするあまり、こんな機能も、あんな機能も、と追加していく。それは努力の割にユーザーにとってわかりにくく、当然訴求力もありません。ユーザーを見ていないのです。
◇思考停止している人。なぜ自分がコピーをとるのか?コピーをとれと言われたからだ。言われたことだけを忠実にこなしておけばいい。それで給料がもらえるのだから。余計なことをして怒られたらバカバカしい。意味や目的について考えることそのものを放棄してしまっている人たち。メーカーの価値とは、より人に喜ばれるような製品を作れているかどうか。一人ひとりの人間も実は同じで、ある仕事をした結果が、社内外にかかわらず、人に喜ばれているかどうかです。このパターンの人がどんどん再生産されてしまうような企業は、やがて言われなくてもやるという文化が絶え、「跳ねっ返り」も死滅し、言われたことだけをやり、前例を踏襲し、言われなかったことには決して手を出さないようになります。勝手にことを初めて失敗を恐れるあまり、萎縮してしまうのです。萎縮している人から、価値や感動は決して生まれません。この手のテーマは、組織論の面からはよく語られてきました。しかし、その本質は、人間がただでさえ年齢を重ねると楽をしたくなる生き物だからだと思います。過去の大成功を反芻し、後ろばかりを振り返っているのは、セルフ・イノベーションをやめてしまった人、思考を停止した人の姿です。そんな社員ばかりの企業が、ゆっくりと朽ちていきます。
◇「価値」とは、人を喜ばせること。つまり、感動させられるかどうか。
◇理屈を吹き飛ばすスイッチは五感に隠されています。五感をつじてインプットされる情報は、理屈を超えます。きれいな景色、美しい音、美味しそうな匂いを感じた時、なぜキレイに見えるのか、音の周波数はどのくらいか、料理のレシピは何かをいきなりロジカルに考えだす人はいません。理屈が吹き飛んで初めて、エモーショナル(感情的)な部分にアクセスできます。感情が刺激され、想像力が動き始める。人を感動させるためには、理屈から入ってはいけない。人々の五感に訴えかけ、感情を刺激する。レストランであれば、美味しいワイン、香りの良い食材、美しい盛り付け、気分の良くなる照明と音楽で、お客様を一瞬で南仏に連れていくような演出をする。理屈抜きに気分を高揚させる。こうして相手をエモーショナルな世界へ連れて行くことがファーストステップ。シェフが料理やワインの理屈を語るのはそのあとでよいのです。(感性を刺激するのが先、理屈や機能はあと。)
◇答えは一つではない。少し言い方を変えれば、正解・不正解の時代ではなく、好き・嫌いの時代がきているということです。
◇自発性なしには、いつまで経っても与えられた課題を短時間で処理することの繰り返しで、課題そのものを発見する人にはなれない。ここは大きな分かれ道です。もう一度言います。まず大切なことは、与えられた課題をクリアする力ではなく、課題を見つける力です。イノベーションを生むのに手本などない。だからこそ、まずは型にはまった思考から、自力で抜け出して欲しいのです。
◇セルフ・イノベーションとは、結局のところ自発性がない限り生まれようがありません。もっともわかりやすい例はスポーツ選手。大会で優勝したい。プロ選手になりたい。日本一になってオリンピックに出たい。いずれも極めて目的が明確で、しかも自発的な欲求から設定しているため、最大限の力を発揮できる。
◇商品やサービスの良さを訴求させるためには二つの方法があります。使いやすさや効果を理屈で説明する「機能訴求」と、心地よさを感情に訴える「感性訴求」(LUSHの石鹸)
◇本気で変わる意思がなければ、いくら勉強しても変わらない。
◇経営者やリーダーに必要なのは、課題を設定する力、何が問題かを見出す能力であり、部下に何を解決するか指示し、目標を設定することです。受け身で課題を与えられ、「何を解決すればいいんですか?」と言っている人に、決してリーダーはつとまりません。(ビジネススクールでは課題が与えられる点、微妙)
◇「脱線」しない人から新しい発想は生まれない。(子供は次々といろいろなものに目を奪われるが大事なこと。集中力云々ではない。)
◇「何が欲しいかなんて、それを見せられるまでわからない」Steve
◇Connecting the dots.
◇誰しも、ある時点において、あるいは瞬間、瞬間でイノベーションを行うことできる。しかし、現状に飽きたらず、新しいものを受け入れながら、過去の自分も裏切って変わり続けていくのは本当に難しいことです。
◇Steveは他社の製品との差別化などに興味はなかった。現在と未来の差別化こそが彼の仕事。
◇Your time is limited, so don't waste it living someone else's life...have the courage to follow your heart and intuition.They somehow already know what you truly want to become.-Steve Jobs(人生は短い。他人の人生を歩んでいる場合じゃない。)
◇常識と非常識がぶつかったときに、イノベーションが生まれる。−井深大
◇イノベーションのために捨て去る8つのこと
1.会社に行けば給料がもらえるという前提
2.社内事情という幻想
3.技術立国というプライド
4.現状維持という安心感
5.多様なニーズに応えるという甘え
6.代案、提案なしの文句
7.雇われているという感覚
8。ロジカルシンキングとマーケティング
Posted by ブクログ
ホリエモンが買うずっと以前のライブドアを創業し、前アップルの日本法人トップを務め、新卒の皮切りはソニーの技術者だった前刀さんの本。
「みんなスティーブ・ジョブスを礼賛するけど、あんまり踊らされんなよ。確かに彼はすごいけど、盛田昭夫、井深大、本田宗一郎・・・みんな同じようなこといってるぜ。
大事なのは誰の真似もせず、考え、チャレンジすることだ!!」という著者の主張、ひさびさにビリビリきました。
若いビジネスパーソンには特におすすめしたいです。
Posted by ブクログ
著者は、ジョブズに低迷していた日本市場の復活を託され、見事iPodminiで日本のMP3市場をこじ開けた方。
本書では、そんな前刀さんによるセルフイノベーション法が紹介されている。
半生を綴っていると勘違いした私は若干肩透かしを食らった感はあったが、これが実に面白い。
著者がずっと大事にしてきた軸は、本のタイトルになっている「誰の真似もしない」ということ。そして、そのためにはまず自分自身を変えなければ、社会にインパクトのある影響は与えられないと説く。
本文中にも触れられているアップルと日本企業の比較も、どちらも経験している著者ならではの視点だと思った。
また、セルフイノベーションとはいいつつも、最初は誰かの人まねから入り、そこから自分自身の型を見つけていくという方法もあるのではないかと個人的は感じた。
■参考になった点
・それまで関係ないと思われていた技術や事柄をつなげ、まとまりのあるひとつの新しい製品やパターンにすることが創造
・アップルは技術をまとめることで、形を変え、ルールも変え、インターフェースも変えてしまった。その発想を支えるのは、実は子供のような感覚である。五感と想像力を混ぜ合わせ、誰も見たことのない世界に飛ぶこと。その基礎となるのが、セルフイノベーションなのである。
・「価値」とは人を喜ばせること。つまり、感動させられるかどうかです。
・大切なのは、与えられた課題をクリアする力ではなく、課題を見つける力です。
・リッツカールトン、アップルなどは、すばらしい理念に、停止することのない思考が組み合わさっているからこそ、サステナブルなのです。思考しようとしない人や企業が、他人の理念だけを学んでも決して本質は得られません。
・五感で感じ、想像し、行動して初めてイノベーションになるのであって、人の話をいくら聞いても、決して自分自身は変わらない。そこに変わろうとする意思がないからです。
・自分がセルフイノベーションをしていると確信できている限り、どこの会社で何をしても全部活かせるという確信があるし、自分の中ではつながっているという思いがある。
・大切なことは、「ドット」である点が多ければ多いほど、長く、強い線になること。興味を持ったことや経験が多ければ多いほど、それらがいずれつながったときの迫力も増します。
・自社の都合だけでなく、ユーザーの人生にどんな変化が起こるかを、ユーザー目線で考えられるかどうか。
・自分こそが未来のコンシューマーであるべき。
・ジョブズには、他社の製品との差別化などに興味はなかった。現在と未来の差別化こそが彼の仕事。世界を変えられると本気で思ったものだけが、世界を変えられる。
・お客様の意見を聞く、というのは甘えた気持ちの現れ。
・代案、提案が伴っていない場合の意見はただの愚痴に過ぎない。
・セルフイノベーションを起こすには、①五感で感じ、②自分の頭で考え、③自発的に行動するという3つのステップが必要。
・教育に効率を求めると、結果として、子供はどこにでも、いくらでも代わりがいる「ワンオブゼム」、きつい言葉で言えば、大量生産された商品のように魅力がなくなってしまう。
・自分にしかできない方法で感動させたい、ビジネスで成功したいという場合の3つのポイント。この3つが重なり合うところがスイートスポット。
①求められていること
②自分にできること
③他人がまだ気づいていないこと
・発散と収束を繰り返す。発散とは、効率を気にせず、あらゆる方向に感性を伸ばすこと、収束とは、その中で価値を見出し、今まで得た情報をその価値に向かって関連付け、統合し、収束していく。
・デザイン、全体の調和、共感、遊び心、生きがい、これら6つの感性が求められている。
■目次メモ
人を感動させる二つの条件、イノベーションのために捨て去る8つのこと、セルフイノベーションを起こす11の決意、感性を磨く7つのトレーニング、世の中にインパクトを与える人になる12のアクション
Posted by ブクログ
セルフイノベーションの方法は?
→与えられた課題をクリアする力ではなく、課題を見つける力が大事
リーダーに必要なのは、課題を設定する力、何が問題かを見いだす能力であり、部下に何を解決するかを指示し、目標を設定すること
何を解決すればいいか?と言っている人にリーダーは務まらない
上司の方針に対して、自分の頭のなかで、徹底的に代案を考える
セルフイノベーションを起こすには、五感全部で感じ、自分の頭で考え、自発的に行動するというステップ
Posted by ブクログ
ライブドアの創業者である前刀禎明氏初の著。
他人のまねをしないことをモットーにしてきた生き方を述べた本。
そのために必要なことを「セルフイノベーション」と称し、
その重要さ・起こし方・普段からの心がけが述べられる。
ビジネススクールに対する批判がある点は個人的には納得しがたいが、
書かれた内容はどれも高い納得感。
自分に対する強い自信、その自信を強化するだけの努力の必要性を感じる。
同時に改めてベスト1でなく、オンリー1を目指すことが大事であると思う。
セルフイノベーションすべく、いくつかまずは始めてみたい。
Posted by ブクログ
セルフ・イノベーションの起こし方。
人真似をせず、自分にしかできないやり方で人々を感動させる。周囲の想像を超える発想をする。そのヒントがちりばめられている一冊です。
・人の真似をするのではなく、自分のなかにある価値を見直してほしい。それこそが、感動を生み出す原動力になる。
・体験したものの多さ、五感で感じたことの引き出しの多さ。イマジネーションの力を鍛えているかどうか。
・感性を刺激するのが先、理屈や機能はそのあと。
・未来は予測するのではなく、自分で創れ。
・意識して遠回り、寄り道してみる。
セルフ・イノベーションを起こすには
1.五感全部で感じ→2.自分の頭で考え→3.自発的に行動する
Posted by ブクログ
日本でiPod miniを流行らせた、前刀 禎明氏の本です。Appleファンにはジョブズとのやりとりの話を聞くだけでニヤリとしてしまいますが、あのジョブズにどうやって日本でAppleの人気を上げるからプレゼンし、ジョブズにそれでいいと思うと言わせたというだけで、前刀氏の人間性というものが窺えます。
AppleやSONYに勤務していた時の興味深い話もありますが、前刀氏が言いたいのは、今の日本人は発想力がなく、みな同じ答えを出すことが正解だと思いすぎているということです。答えは一つじゃない。何かの真似をしていては、それを超える物はできない。今の日本の現状を危惧し、もっと自由に生きようと提唱しています。
この本を読んでいて、自分も考えが固まっていることに気が付きました。このままでは、型にはまった生き方をすることになります。世界に一人しかいない自分というのを再確認し、自分の生き方というものを改めて考えさせられた本です。
Posted by ブクログ
セルフイノベーション。マニュアル的自己啓発本とは覚悟が違う。にも関わらず、読み易く、ドキッとするヒントが散りばめられていて刺激を受けた。
以下は本文メモ。
「未来は予測するものではなく自分で創れ!」
「1.五感全部で感じ→2.自分の頭で考え→3.自発的に行動する」
「デザイン、物語、全体の調和、共感、遊び心、生きがい、これら6つの感性が求められています」
「日常が楽しい、生活に発見がある、というメンタルセットでいさえすれば、知らない間に見え方が変わります」
以下は目次メモ。
人を感動させる二つの条件、イノベーションのために捨て去る8つのこと、セルフイノベーションを起こす11の決意、感性を磨く7つのトレーニング、世の中にインパクトを与える人になる12のアクション、など。
Posted by ブクログ
最近目覚ましテレビで見る人。アップル出身という肩書きはよく出るけど、どんな人か気になってて、ちょうどこのタイミングで本が出てたので読んでみた。
人の真似をせず違うことを自分で考え進めてく姿勢は参考になる。セルフイノベーション。。自分はやれてるかな?でも意識しようと改めて思った。
Posted by ブクログ
前の山元さんと同じようなバックグラウンドということで、こちらも以前に記録していた書評を振り返ってみる。
意図としては、もしも明日私自身が事業全体を引っ張る立場になったとしたら、どんな心構えで、何をするか、のイメージ作りのため。
参考になったポイントは以下。
『「価値」とは、人を喜ばせること。つまり、感動させられるかどうかです。では、どうすれば人は感動するか?』
「理屈が吹き飛ばされるスイッチは、五感にある。五感を通じてインプットされた情報は、理屈を超えます。エモーショナルな世界に連れて行くことがファーストステップ」
「五感で感じ、とりわけ味わうこと。自分体験し、感じたことを自分の言葉で表現する。そこに喜びを感じ、人生を豊かに生きていく方法を自ら発見する。」
「セルフ・イノベーションが楽しいのは、新しい価値を創造するに当たって、自分が納得できる内容を、ゼロベースから創れること。この時間が楽しくて仕方ありません。そこには、仕事だからいやだ、早く帰りたい、早く休みが来てほしいなんて思いは全くない。いやいや仕事をする羽目になるのか、それとも嬉々として取り組むことが出来るかは、その人オリジナルの価値を生み出しているかどうかにかかっています。」
自分の事業を、どんな方向に導きたいか、顧客が何を自分たちに期待しているのか、何に困っているのか。結局、「ビジョン」を明確に言語化し、共感してもあること、になるのかな、と。
Posted by ブクログ
めざましテレビのコメントにいつも感心していた。この人誰なんだろうと思っていたら、ちょうど本書が目に入った。経歴としては、ライブドアの創業者で、最近ではアップルでiPodminiの販売を担当した人。スティーブジョブスを読んだ直後ということもあり、読んでみた。
主張としては、セルフイノベーションをおこしていこうというもの。
「自分にしかできない方法で人々を感動させたい、…、という場合、次の3つの要素が必要になります。
1.求められていること 2.自分にできること 3.他人がまだ気づいていないこと」
正直あまり共感できなかった。個人的に忌み嫌う根拠のない自信を拠り所にしている気がしたから。このくらいの人だから根拠はあるのだけれど、普通の人が誰でも同じ調子でやられたらたまらない…
Posted by ブクログ
うーん。危機感は感じます。
私の生き方とは違う。だから、参考にもできないし、真似もできない。
真似もしないのではなく、真似できないのですよ。私は。
Posted by ブクログ
五感で感じたことと好奇心をミックスさせることを、楽しみ、愛している。自分で考えて、自発的に動くべし。
感動の2条件、8つの悪、11の決意、7つのトレーニング、12のアクション‥とノウハウ的に並びますが、著者本人の資質につきると思います。
Posted by ブクログ
途中までは刺激的だったのですが、真ん中あたりから失速(と、私は感じました。)
前刀氏がなぜそこまで「変わりもの、あまのじゃく、へそ曲がり」なのか、なぜこだわるのかをもっと語って欲しかったです。でも、本物の変わりものは自分が変わってると自覚してないはずだから、自分で書くのは土台無理な話ですね。
Posted by ブクログ
元アップル社長の初めての著書。
僕は、就職活動をしているときに著者の
アップルの会社説明プレゼンを聞いたことがあるのですが、
あのときのプレゼンほど感動したプレゼンはありませんでした。
しかも、ほとんどアップルという会社に興味がなかった自分が
心打たれたので、いまでもその興奮は記憶に残っていて、
帰り道の途中、就活仲間と「あのプレゼン凄かったなー」と
興奮して語り合ったものです。
そんな著者の本は、普通のビジネス書とはやはり毛色が違い、
セルフイノベーションについて語っています。
人と違う考え方やり方を良しとして、
そのためのちょっとしたヒントやクイズが散りばめられています。
ノウハウではないので、中々ピンとこないかもしれませんが、
万人が理解できた時点でそれはコモディティー化してしまうもの。
ある程度は、仕方ないでしょう。。
著者の感性を育てる新しい教育機関にも興味津々です。
Think different!!
これに尽きるでしょう!
Posted by ブクログ
本の内容は、いたって単純明快。
どこかに答えを探すのではなく、自分の頭で考えよう
というものです。さしあたって珍しい内容でもないのに、手にとってしまった理由はロジックではなく、感覚、という主張に、凡人でも付け入る隙があるように思えたから。
しかし、これこそ選ばれし者の世界なんですよね。
Posted by ブクログ
・正解、不正解ではなく好き、嫌い
・iPhoneやギャラクシーの部品の多くは日本製だと満足するのではなく、商品自体を作る方に回る。部品屋になるな
Posted by ブクログ
この方は、本当の意味で経営者であり創業者としての信念をもったかたなんでしょうね。勉強になります。
ただし、会社は創業者と事業継承者とは、スタンスが違いますから、経営すつものすべてがこうでなくてはとは思いませんが