あらすじ
「なんで結婚しないの?」と聞かれた時、「こっちが聞きたいよ」と言えたらどんなにいいだろうと思っているあなた。
調子がいい時は「独身最高! 自由万歳!」だけど、調子を崩すと「自分はこのまま一生1人なのだろうか…」と考え始めるあなた。
「運命の恋とかないから。もう大人なんだから」と言いながら、心のどこかで思いっきり運命的な出会いを待っているあなた。
長年の独り暮らしによって「自分のことはなんでも自分でできる」と断言できるようになった最強のあなた。
仕事は充実しているし、趣味もあって、よく考えたら「恋人とか結婚相手とかいらないかも」と思い始めたあなた。
なんだかんだ、独身生活を卒業することに惜しさや不安があるあなた。
……あなたは、みんな、わたしです。
「そのうち結婚するっしょ」と思いながら、気づけばアラフォーになっていたすべての人へ。
圧倒的共感でお送りする独身論。
※本書を読んでも、恋人ができたり、痩せたり、仕事ができるようになったりする効果はありません。
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Posted by ブクログ
タイトルどおりのエッセイ。だが、それだから、心にぶっささる。同じような考え、経験、友達の話を聞いているような感覚。新しい仲間に出会えました。10年後、同窓会のように次作を出してほしい。
以下、ネタバレ。お気に入りの箇所。
「重要なのは、僕は今、幸せかと問われれば「不幸ではない」と答えてしまうということです。胸を張って幸福だとは言えないのです。決して不幸ではない。十分退屈ではない人生です。毎日楽しいけど、満たされてはいない。孤独ではあるけど、絶望はしていない。」