あらすじ
生を呪え。死を祈れ。
妄想に取り憑かれた老人は姿を消し、そしてインスマスの陽は沈み始めた。ギルマン・ハウスで一夜を過ごすこととなった「私」に迫る「人ならざるもの」の影。妖しく輝く「悪魔の岩礁」と「異形の血脈」が導く未来は絶望か、それとも……。終わらない狂気の夜が、始まる。
ラヴクラフトの生前に唯一単行本化された名作を、名状し難いクトゥルフ漫画家がコミカライズ。
【手塚治虫文化賞】マンガ大賞最終候補、【米国アイズナー賞】ノミネート、【仏国アングレーム国際漫画祭】公式セレクション選出、【仏国Prix Asie de la Critique ACBD 2019】受賞、【仏国DARUMA2019】最優秀作画賞・最優秀デザイン賞受賞、【米国ハーベイ賞】ノミネートほか、数々の賞賛を呼ぶ「ラヴクラフト傑作集」シリーズ最新作が、1・2巻同時発売。
●「ラヴクラフト傑作集」シリーズ
『クトゥルフの呼び声』/『時を超える影』全2巻/『狂気の山脈にて』全4巻/『魔犬』/『異世界の色彩』/『闇に這う者』
●田辺剛・好評既刊
『The Outsider 田辺剛 Extra Works』/『サウダージ』(作:カリブsong)
●コミックビーム 公式ツイッター
@COMIC_BEAM
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Posted by ブクログ
目、目、目、目
とにかく目玉が多いなと思うくらいに印象に残るコマが多かったです。
インスマスの街から抜け出す主人公の瞳孔が開き、必死な姿もそうですし、住民の目や表情も怖かったです。最後まで緊張感のある作品でした。
また逃げている時の感情の描写は詩的で良かったです。小説で描かれているであろう描写が絵になることでイメージしやすく、読みやすかったです。
そしてラストはクトゥルフ神話に繋がる内容で「これのことか!」と感動しました。
きっとこの話からいろんな作品へ派生していったということでしょうね。
ジャケ買いでこの作品を知りましたが、買ってよかったな〜と思いました。他のラヴクラウド傑作集シリーズを読んでみたいです。