あらすじ
声優・緒方恵美、初の自伝本発売!
『新世紀エヴァンゲリオン』碇シンジ、
『幽☆遊☆白書』蔵馬、
『美少女戦士セーラームーン』天王はるか/セーラーウラヌス、
『カードキャプターさくら』月城雪兎/ユエ、
『遊☆戯☆王』武藤遊戯、
『ダンガンロンパ』苗木誠/狛枝凪斗、
『地縛少年花子くん』花子くん/つかさ、etc.
数々の人気作/役を演じてきた
大人気声優が初めて明かす、これまでとこれから。
===
その時はいっぱいいっぱいだったけど、こうしたらもっとラクだったとか、死にそうだったけど、結果的に選択したことは正しかったとか。
折しも、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ完結編の収録が終わり、ひとつ、大きな荷をおろせそうなタイミング。
膨大な私の「トライ&エラー」。それを越えた先に拡がった世界の話。
それをお伝えすることで、もしかしたら、誰かのお役に立てるのかもしれない。
僕はここにいてもいいのかもしれない。
僕はここにいてもいいんだ!
――「はじめに」より
===
声優・緒方恵美がいま伝えたいこと。オール書き下ろし、出演作品秘話も満載!
巻頭には、ライブの写真の数々やアフレコ時の写真、幼少期~学生時代の貴重な写真も掲載した豪華16ページカラーグラビアも収録。
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Posted by ブクログ
再生(仮) は、
単なる声優自伝ではなく、
? 「90年代以降の声優業界を、
一人の表現者がどう生き抜いたか」
を描いた本です。
著者はもちろん、
緒方恵美。
新世紀エヴァンゲリオン の碇シンジ
幽☆遊☆白書 の蔵馬
美少女戦士セーラームーン の天王はるか
カードキャプターさくら のユエ
など、
時代を象徴する役を演じてきた人物ですが、
本書で印象的なのは、
成功談そのものより、
? 「壊れながらも進み続けた記録」
である点。
タイトルの「再生(仮)」も、
かなり象徴的なんですよね。
つまりこれは、
? 「完成された人間の成功譚」
ではなく、
? 「何度も壊れ、
何度も立て直してきた途中経過」
として語られている。
特に本書で強いのは、
業界の華やかさ
より、
孤独
不安
消耗
適応圧力
の描写。
だから読んでいると、
? 「90年代声優ブームの裏側」
がかなり見えてくる。
団長がずっと話してきた、
推し文化
アイドル声優化
現場の疲弊
コピー問題
OS変化
とも、
かなり接続しやすい本です。
特に重要なのは、
緒方さん自身が、
? 「変化へ適応し続けた側」
でありながら、
同時に、
? 「適応だけでは壊れる」
ことも理解している点。
ここが、
かなり現代的。
つまり、
声優
アーティスト
表現者
SNS時代の人格運営
全部を背負わされる中で、
? 「自分をどう維持するか」
が、
本書全体のテーマになっている。
また本書は、
? 「緒方恵美論」
であると同時に、
? 「90年代以降の女性声優史」
としても読める。
当時の声優界って、
今より遥かに、
労働環境
社会認知
現場体制
が厳しかった。
しかも、
ちょうど
? 「裏方声優」
から、
? 「表舞台の声優」
へ移行する過渡期。
だから、
ライブ
写真
メディア露出
キャラクター性
を、
現場が手探りで処理していた空気がある。