あらすじ
大学2年生の桜木月彦は、帰宅途中の四ツ谷駅で倒れてしまう。助けてくれたのは着物姿の文筆家・青野で、「お医者にかかっても無理ならご連絡ください」と名刺を渡される。半信半疑で訪ねた月彦に、青野は悩まされている寝不足の原因は江戸落語の怪異の仕業だ、と告げる。そしてその研究をしているという彼から、怪異の原因は月彦の家族にあると聞かされ……。美形文筆家と、なりゆきでその助手になった大学生の謎解き奇譚! 第6回角川文庫キャラクター小説大賞<優秀賞>受賞作。
イラスト/硝音あや
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表紙のぴこくんがとても今風の男子なので、予想よりも奥ゆかしい子でびっくり。
落語のおばけというのもよくわからないけど、なかなかおもしろかった。
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ライトノベルなのかな。
読みやすかった。
江戸落語と怪奇と謎解き、
どれも好きなので楽しく読めた。
花札の知識があればもっと楽しめたかも。
主人公二人のキャラも濃すぎず良かった。
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何か読みやすい本はないかしら、と探していた時に本屋さんで見つけた一冊。落語は好きだし、なかなか珍しい題材だし良いかもと思ったら当たりでした。軽快に進むから読みやすいし、元ネタが落語だからなのかオチも綺麗で楽しく読めました。続きも出てたので買おうかしら。
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上品で丁寧かつ沸点は低く江戸っ子な花札狂。属性豊かな文筆家(短さん)と彼を手伝うことになった大学生(ぴこさん)の謎解き連作短編集。江戸落語の怪異が色々やらかしつつ、ぴこさんの人生に関わる真実も明かされる。これで、彼の自己肯定感が高まれば言うことない。良き友人になりつつある短さんに期待するばかりだ。余談だが、この小説内では牡丹燈籠のお露と新三郎に優しい展開で、その点が私としては非常に好ましかった。
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落語にでてくるお化けたちがでてくる話。
牡丹燈籠とか死神とかが実際に怪異となって人に取り憑く。
落語のお化けが取り憑くってなに!?って感じですごいモヤモヤしたまま読んでたけど最後のほうにある程度の解釈は示されたからあぁまぁそういうことなら…?というかんじ。
ただ取り憑く条件とか祓いかたとか結構曖昧というかあっさりしてる。
怪異にあまり細かいことをいうのは野暮ってことなのかもだけど。
青野さんと月彦くんは良いコンビになりそうなかんじはあるけどこちらも今のところちょっとこざっぱりした感じがあるかな。
今後も続くようなのでそこのところは今後に期待なのかも。