【感想・ネタバレ】灰かぶり公爵の専属侍女～呪われた公爵様にご指名されました～のレビュー

水野沙彰 / 七夕ベリィ

「僕だけの侍女になってくれ！」
突然の言葉に、エレナは頭を抱えた。
大好きなロマンス小説と、仲の良い同僚達。平和だった使用人生活が、雇い主であるフェルナンの一言で壊されてしまったのだ。たった一つの失敗と、気付かずにいた力のせいで──。

公爵家で使用人として働いていたエレナは、雇い主である公爵フェルナンの『着た服が全て灰色になってしまう呪い』に対抗できることが分かり、専属侍女として働くことになってしまう。
これは、ぼさぼさの黒髪に全身灰色の服──呪われた公爵フェルナンと侍女エレナの、少し不思議な恋のお話。
書き下ろしでは、エレナとフェルナンの「その後」を描いた特別編を追加。フェルナンが呪いを受けることになった元凶との対面、そして呪いの正体があきらかに――？

[匿名 · ★★★★☆]

身につけたものすべてが灰色になるなんてふざけた呪いの割に、ヒーローもヒロインも地に足がついてて、呪い以外はふたりとも真っ当な感じで良かったです。
とはいえ、呪いも、ヒロインが呪いに対抗できる理由もいまいちはっきりせず、ふんわりと流されていくので、モヤッと感は残りました。

[ころころ · ★★★☆☆]

長閑なお話で安心して読めます

おもしろい設定のお話で、エロもなくてただただあたたかい気持ちに包まれたお話でした。
主人公のまっすぐさや、相手の謎めいたところと優しさのバランスがよいし、楽しく読めました。

ただ、ちょっとドタバタしたラストが残念でした。
そういうところで星は3個にしました。

＃ハッピー ＃ほのぼの ＃癒やされる