あらすじ
ステップファミリーの基礎知識から、どうしたらお互いに良好な関係を築くことができるのか?、までを実例を挙げてわかりやすく解説。ステップファミリーが「ふつう」の家族のようになる必要はまったくない。間違った思い込みは本書で解決されるはずである。これからステップファミリーになろうとしている方や、いまステップファミリーで悩んでいる方はもちろん、臨床家や児童相談所職員、司法関係者の方に手にとっていただきたい一書。
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Posted by ブクログ
実親、継親、子ども、それぞれの立場から書かれている。
一概に難しいと決めつけるのではなく、こういう風になりやすいから、気を付けてこうしてみたらいいのでは?と提案してくれる本。
結局、ステップファミリーではなくても家族の問題はあるけど、ステップだと、それが血がつながっていないせいとか、時間を過ごしてないせいとかにされやすい。
だからこそ、こうして淡々と描かれている本は貴重。
あまりに情報がなさ過ぎて模索感ハンパないから。
当事者にも、それを支える人たちにも読んで欲しい。
Posted by ブクログ
ステップファミリーのメンバーはどのように関係を築いていくといいのかがわかりやすく書かれていて、とても勉強になりました。当事者にはもちろん、ステップファミリーと関わる人にぜひ読んでもらいたい一冊。この本の内容をまとめた資料などが、再婚時の婚姻届を役場で提出する時などに配布されるとより理解が広がりやすいんじゃないかなあと思いました。
ためになった部分の抜粋:ステップファミリーが初婚家族のような状態を目指すと家族間に苦痛が生じやすい。家族みんな一緒の時間ではなく、一対一の時間を重視し、メンバーそれぞれとの関係が大切だと実感できるようにする。継親と子供は、礼節を守る程度の付き合いでOK。継親は厳しく、実親は甘くなりやすいため、子育て方法で対立しやすい。子供は新しい家族に実親を奪われたように感じたり、パートナーは親密な実親子に疎外感を感じたり、家族内で部内者と部外者に分かれることが完全になくなることはない。