あらすじ
北楓高校で起きた生徒の連続自殺。ショックから不登校の幼馴染みの自宅を訪れた垣内は、彼女から「三人とも自殺なんかじゃない。みんな殺された」と告げられ、真相究明に挑むが……。
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Posted by ブクログ
再読(約3年ぶり)
「ノワールレヴナント」も好きだけど、比べると「教室が」は全体的にシュリンクしてる感はあるけど、「教室は」の方が暗くて好き
あと、「ノワ」は若干読みづらいと感じるところがあったりしたので、その点「教室」は文章も読みやすくなった感がある
死神のスキルを推理するために3人の自殺シーンを繰り返し検証するところはややくどいけど、丁寧に推理を重ねることで説得力がある
自分もカキウッチー派ってことは社会的には異端になるのかなあ
ラストのカキウッチーの絶望に、ほんの少しでも救いがあってよかった
バイト頑張って手に入れたマーティンを置くところがない、、、あ、お隣さんに預かってもらえばいいか
Posted by ブクログ
伏線の回収が分かりやすく且つ学校ものということで読みやすく、ミステリー初心者には大変オススメの1冊だと思った。
正直優里の人格は終始共感は全く出来なく、3人も殺めているのに罰が無いのはモヤモヤするのはあるが、自分のこのような、罪を犯したら絶対にそれ以上の罰を与えるという考え方は見直さないといけないなとおもう。
結末は上記のような締め方でもあったので、自分の学生の時の教室での過ごし方は良かったのか悪かったのかと振り返る時間になれた。
あと垣内は白瀬のことを基本会話の中では「白瀬」呼びなのになぜか心の声?では美月呼びなのか謎だった。しかし、最後に「美月」とついに呼んだことで、元々恋心があったのかなと考察。。。
Posted by ブクログ
設定が秀逸だなーと思ったし
結末が予測できなくて一気に読んだよね。 能力の起源が人を救うためにあったのもよかったな。そして主人公が実はダークなのも
Posted by ブクログ
六人の、よりはするする進んでいくけど文章や組み立て方はさすがだった。面白かった。背景の設定も良かったし、なんというか全体的に悲壮感はあれどどこかに救いがあるというか。まあ何人も死んでるけど。
こういう気持ちは誰しもが度合いに関わらず持ったことがあると思う。一人がいい、けど一人だとさみしい。殺したいくらい嫌、けど人を殺すのはダメ。いなくなればいいのに、とかはいくらでも思うよな。悪い事が重なって絶望に暮れたり。
ただ、なんだろ、皆んながそうだからとかじゃないけど、それでも生きていてもいいんじゃないかなと思う。ふんわりな前向きというか。
Posted by ブクログ
〜1周目〜
2022.10.29
初めは自殺に見られていた3人、いや4人の死だったが、これは実は違うものであったというところから話が始まる。
個人的にはそれぞれの殺人についてもう少し解説があったらいいなと思った。
Posted by ブクログ
「私は教室で大きな声を出しすぎました。調律される必要があります。さようなら」
謎の遺書を遺して自殺した3人の生徒。
幼馴染で学校に来なくなった美月は、レクの日に死神に話しかけられたこと、次はこずえが標的になることを垣内に話す。
さらに垣内はその出来事を信じざるを得なくなる手紙をもらい……。
柿内側の人間なので、どうしてもそっちの気持ちになりながら読んでしまいました。
垣内・八重樫のどちら側にも傾かない終わり方をするのが、いかにも現実っぽくてよかったです。
それどころか、垣内をさらに様々なものが追い詰めていくビターエンドで、浅倉秋成の作品としては結構珍しいのかも?
Posted by ブクログ
「6人の~」が面白かったので、てっきりこれも普通のミステリーかと思ったらまさかの能力もの。調べてみたらこの作者の作品はほとんどが能力ものだそうで。能力ものも嫌いじゃないけど、普通のミステリーと思って読んでいただけにちょっとビックリ。
途中まではそこそこ面白かったんだけど、ラストがね…。一人で三人も殺した犯人をどうするかについて、三人掛かりであれこれ工作して事故死に見せかけて殺そうという結論に至る。ミステリーの結末として最悪やろ(まぁ結局実行したものの最後は未遂に終わるんだけど)。せっかく便利な能力があるんやから、痛めつけて治して、痛めつけて治してを気が済むまで繰り返せばよかったのに。
ただ自分も主人公や犯人と同じで基本的には一人でいたい派なので大いに共感はできた。毎週放課後に強制的に他クラスと合同でレクリエーションなんて勝手なルールを作られたんじゃ憂うつで仕方ない。社会人で言えば半強制的な部署内での飲み会とかになるんだろうか。別に仲良くもなりたくない奴らと飲んでも時間と金の無駄。コロナでなくなってラッキーと思ってたら、また復活してきやがった。同じようなことは『教室』だけで起きているわけじゃない。
Posted by ブクログ
SFは好んで読まないけれど、やはりこの人の本は面白い。
完全な悪人は居なくて(殺人はやはり許されない。壇優里は罰を受けるべきだが)、いわゆるスクールカースト上位のやつも、犯人の壇も良かれと思ってやった。
主人公:垣内友弘も仲の良いクラスがウザくて、全員嫌いにだったし、思春期の一人になりたいような、誰かと仲良くしなきゃと焦る気持ちを思い出した。
タイトルに納得感のある感情の機微。
最後、犯人を殺さなかった主人公はよくやった。美月も嘘をつかず主人公の力になると言ってくれて少しホッとした。
主人公は恐らく苦学生。家の狭さや機能不全の家庭の様子が特にリアル。きっと家族のことも嫌いではなさそうなので、自立し家族にちゃんと感謝できるようになるといいなと思う。
受取人の能力の生かし方も上手。