【感想・ネタバレ】教室が、ひとりになるまでのレビュー

あらすじ

北楓高校で起きた生徒の連続自殺。ショックから不登校の幼馴染みの自宅を訪れた垣内は、彼女から「三人とも自殺なんかじゃない。みんな殺された」と告げられ、真相究明に挑むが……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

伏線の回収が分かりやすく且つ学校ものということで読みやすく、ミステリー初心者には大変オススメの1冊だと思った。
正直優里の人格は終始共感は全く出来なく、3人も殺めているのに罰が無いのはモヤモヤするのはあるが、自分のこのような、罪を犯したら絶対にそれ以上の罰を与えるという考え方は見直さないといけないなとおもう。
結末は上記のような締め方でもあったので、自分の学生の時の教室での過ごし方は良かったのか悪かったのかと振り返る時間になれた。
あと垣内は白瀬のことを基本会話の中では「白瀬」呼びなのになぜか心の声?では美月呼びなのか謎だった。しかし、最後に「美月」とついに呼んだことで、元々恋心があったのかなと考察。。。

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2026年01月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「私は教室で大きな声を出しすぎました。調律される必要があります。さようなら」

謎の遺書を遺して自殺した3人の生徒。
幼馴染で学校に来なくなった美月は、レクの日に死神に話しかけられたこと、次はこずえが標的になることを垣内に話す。
さらに垣内はその出来事を信じざるを得なくなる手紙をもらい……。

柿内側の人間なので、どうしてもそっちの気持ちになりながら読んでしまいました。
垣内・八重樫のどちら側にも傾かない終わり方をするのが、いかにも現実っぽくてよかったです。

それどころか、垣内をさらに様々なものが追い詰めていくビターエンドで、浅倉秋成の作品としては結構珍しいのかも?

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2026年02月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

特殊設定ミステリという括り。

SFとなると、色々置いていかれると思ったけど、それなりに違和感を残していくので謎解きのきっかけにはなりそう。ただ特殊設定だから、想像の範囲は無限大。さすがに「当てよう」という気は起こらず傍観してしまった。いつまでもさらなる黒幕や大いなる裏切りを構えていたので、勝手に一人でつまづいてしまった。
犯行動機や人間関係は、今時だなぁと。いつの時代もクラスに色々な希望をもつものだと感じる。みんな一緒、クラス一丸が美しく誰もが心の底では望んでいるというのは幻想。でも、一体感に溶け込むために背中を押してもらいたい層もきっと一定数いる。もちろん素直に前向きに層も入れて、大雑把に3種類の人間がいるとなると、それはもう分かり合えるはずはない。かと言ってその3層には落とし所は存在しない。
教室が一人になるというのは、ある特定の層が望む個人主義。殺しが前面に来るタイトルから別の読み方になって面白かった。
面白かったけど、「伏線の狙撃手による未体験の青春ミステリ」はちょっと言い過ぎ。

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2025年12月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

学校で代々受け継がれる4つの能力がカギとなる特殊ミステリ。
北楓高校で次々と不可解な自殺が相次ぐという作品だけど、その動機がなんとも心に刺さる。
学校でよくあるカーストの話が背景として描かれてるけど、それだけじゃない。上位の人間が自分たちの過ごしやすい学校生活を送るため、下位の人間を利用するっていうよくある話だけど、そんな単純な話じゃない。
それにより不平等が生まれ、王に近い人間が輝けば輝くほど、下民の不平等さも大きくなるという、下民の人生においてはなんとも残酷な現実を突きつけてくる物語。
『教室がひとりになるまで』で、犯人が狙っていたひとりは『独り』のことだった。独りになれば不平等も生まれない。カースト下位が求める優しく穏やかな世界。
しかし、人は人と関わらずして生きていけない。だからこそ他人に気を遣ったり、誰かの機嫌をうかがったりしていく人生は何も変わっていかない。結局は上の人間が得をする世界なのは、大人になっても変わらないという、ある種の若者達への警告のような作品だったと思う。

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

SFは好んで読まないけれど、やはりこの人の本は面白い。
完全な悪人は居なくて(殺人はやはり許されない。壇優里は罰を受けるべきだが)、いわゆるスクールカースト上位のやつも、犯人の壇も良かれと思ってやった。
主人公:垣内友弘も仲の良いクラスがウザくて、全員嫌いにだったし、思春期の一人になりたいような、誰かと仲良くしなきゃと焦る気持ちを思い出した。
タイトルに納得感のある感情の機微。
最後、犯人を殺さなかった主人公はよくやった。美月も嘘をつかず主人公の力になると言ってくれて少しホッとした。
主人公は恐らく苦学生。家の狭さや機能不全の家庭の様子が特にリアル。きっと家族のことも嫌いではなさそうなので、自立し家族にちゃんと感謝できるようになるといいなと思う。
受取人の能力の生かし方も上手。

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2026年04月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

特殊設定ありの学園ミステリーだが結構早目で犯人がわかり謎といえば能力の詳細とその発動条件で動機も気持ちはわかるが多分というか書かれてもいたがあいつらにはわからんぞ、陽キャは良かれと思ってもそうは思わない人も一定数いるって事までわかって初めて人の心がわかる優しいいいやつを名乗れるのだと思った。一人はさみしい気持ちはあるが一人でいたい気持ちもまた素直な気持ちかな。

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2025年10月08日

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