あらすじ
漫画家を目指しながらデザイン事務所の契約社員として働く水谷千里。生まれつき重度の難聴のため引きこもりがちな千里だったが、SNSに投稿した犬が主人公の漫画が人気になり書籍化の話が進んでいた。だが出版社の都合でそれが中止に。落ち込む千里を慰め元気づけてくれたのは、SNSを通じて知り合った浪間はじめというプロの小説家だった。会社員と作家という二足の草鞋を履く浪間は、悩みがちな千里をいつも温かく励ましてくれる心の拠り所だ。そんな浪間から『オフ会をしませんか』という誘いのメールが…。耳が聴こえないことを告げていなかったため初めは躊躇したが思い切って会ってみると、浪間は想像以上に魅力的でスーツの似合うオトナな男性だった。何度かオフ会を重ねるうち、気づけば千里は初めての恋に落ちていた。そんなある日、たまたま訪れた横浜の街で千里は浪間の意外な姿を見かけてしまう……。
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ほのぼの癒し系BL
好青年歳上攻め×難聴健気受け
ほのぼのと惹かれあって、きゅんとしつつも安定の甘いハッピーエンドを求める方におすすめ。
疲れた時に読みたい。
丁寧に選ばれた言葉で綴られているという印象を受ける物語。
どこを読んでもなんだかホッとして幸せなお裾分けしてもらえる感じがします。
難聴にコンプレックスを持ちつつも、健気に頑張っている受け。悲壮感やネガティブさが強すぎないのが良かった。
攻めは一言で言えば好青年スパダリ。スパダリにありがちな威圧感がなく、誠実なのに軽快な雰囲気があるキャラクターが好感を覚えます。
個人的に題名で損をしてそうだなという印象。
それぞれが「音のある世界」と「音のない世界」をそれぞれの立場から、お互いの手を通して繋がるシーンがあって、それを示唆するような題名にしたら、多分表紙のデザインも違うし、この話に刺さる読者さんに届きやすかったかなぁと思いました。
更なる続編を読みたいです。
年下の作家の受け×年上の社長の攻めカップル。
耳が不自由だけど、頑張って生きてきた千里さんが可愛いし、基さんの大人の色気にやられました。
続編期待しています。
前作マンハッタンプロポーズに続き、とても素敵なお話でした。
臆病で控えめな千里と、実に誠実でロマンチックな攻め波間。
切なさとキュンキュンを両方味わえる癒しの一冊。二人のその後も読みたいです!