【感想・ネタバレ】魔王２０９９ １.電子荒廃都市・新宿のレビュー

紫大悟 / クレタ

統合暦2099年――新宿市。究極の発展を遂げた未来都市に、伝説の魔王・ベルトールは再臨した。巨大都市国家の輝かしい繁栄と……その裏に隠された凄惨な“闇”。新たな世界を支配すべく、魔王は未来を躍動する！

[ブクログ · ★★★★☆]

著者初読。BW。セールだったから買ってみた。読み始めはサイバーパンクな雰囲気が私の肌にあうかちょっと心配でしたが、完全に杞憂でしたね。勇者によって滅ぼされた不死の魔王が500年の時を経て復活する。かつては隆盛を極めた魔王軍も今はただ一人、そして世界は全くその姿を変えていた。盛り込み過ぎかとも思ったけどそんなにストレスもなく、魔王も柔軟な対応・発想で好感度は高い。ハッカー高橋や元勇者も登場し展開も胸アツで敵役木ノ原さんのキャラも良い。思わず収穫の多いシリーズに出会い大満足でした。続きも読みたい。