あらすじ
『最愛の人に殺されたい』と願う高校生・淀川水面は、死神を名乗る女から一人の少女を紹介される。
「貴方が殺されたい人ですか?」出会い頭にそんなことを尋ねる少女。名前は浦見みぎり。『最愛の人を殺したい』という願望を持つ少女だった。
互いの望みを叶えるために、二人は協力関係を結ぶ。水面はみぎりに愛されるため。みぎりは水面を愛するため。
「貴方には、私の理想の男性になってもらいます」「……分かった」「殺したくなるくらい魅力的な男性にしてあげますから、覚悟して下さい」
こうして始まった、歪な二人の歪な恋路。病的で猟奇的で不器用な少年少女が最高のデッドエンドを手に入れる物語、開幕。
【電子限定!書き下ろし特典つき】
感情タグBEST3
普通にラプコメ
ちゃんとラブコメとして読めたし、結末も割と好みでした。
私としては、作中の〇〇人格という言葉はあまりピンとこなかったです。
普通に解〇〇障害でいいのではないかと思いました。
Posted by ブクログ
まず初めに、私の乏しい語彙力ではこの作品を評価しきれないのをご容赦ください。
◎ラノベの皮を被ったダークな純愛文学
私は、この作品を本屋に並んでいた表紙の絵とタイトルだけを見て購入しました。
想像とは180度違う濃厚な内容、それに伴う表現力に久しぶりに脳みそをフル回転してこの作品を読みました。ラノベを主によく読むのは中高生というイメージがあるのですが、この作品はむしろ大学生以上の方に読んでいただきたいと思います。この作品に出てくる登場人物を現実的か非現実的か、どう感じるかによってこの作品の評価は全く変わると思います。
〇主要人物以外の人物表現
この作品には、主要人物以外にも極めて個性的なキャラが登場します。それらの人物表現が少し少ないかなと思いました。
ただ、この作品はまだ続くようなので次巻以降更に掘り下げられる予定なのかもしれません。
今回、この作品を星3としたのはラノベのラブコメを好む人達にはあまり好まれない作品かもしれないと思ったからです。私自身の人生経験が乏しいせいか、この作品の魅力を100%感じることができませんでした。なので、人によってかなり評価が分かれる作品だと思います。
人生経験を積んだ際に、もう一度読み返したいそんな作品でした。