あらすじ
仏滅の日は会社を休みたい!
不運に愛された大凶体質のOL、暗野静香は超ネガティブ思考。人前でのパフォーマンスは大の苦手……なのに、運悪く四年に一度の大規模な社内コンペを任されてしまう。
絶望する彼女に手を差し伸べたのは、同じ部署の先輩である大陽寺照。笑顔の貴公子と名高い彼は、幸運はじける超ポジティブ男! 性格が真逆の彼に拒否反応を示す静香だったが、彼の笑顔に秘められた理由を知るうちに、だんだんと気持ちが変化してきて――?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最近自己啓発系が多いな、と思い、楽しく読めそうな本を探していて、チョコレート・セレブレーションが、おもしろかった著者の本を店頭で見つけたので買ってみた。
が、これシリーズ2作目かい!
道理で冒頭がインスタ映え写真から始まる、解体決定の部署の部長と営業の男二人の会話だったのか…。
36歳で部長はかなり若いねぇ。。。
なぜ部長がインスタフォロワー10万人も集めているのか、そもそもこの部署なんなのか、が全く分からないまま高いテンションのやり取りが続き、置いていかれた…。
インスタに詳しくないから、タグ付けにあふれた会話のやりとりが全く頭に入ってこない…。
最近は、インスタやツイッターのほうが主流SNSで、タグ#のほうが若者の中で主流、とニュースで見た記憶があるが、こりゃまずい。
一応本作の主人公は、若手で超ネガティブ女子の暗野静香が会社内の部署対抗プレゼンバトルの代表に抜擢されて、なんやかんやしながらドキドキしたり成長していく話…のはず。
静香は超ネガティブで、6:03起床から、無惨というキーワードに紐づけるのも、
出生時間が4/27の4:27で死になであるとか、
男児を期待されて生まれた3人目の女の子でがっかりされるという話も、かなり卑屈な表現がポンポン出てくる。
ここまで私は悪運なんです!ダメなんですぅ!と主張されるとちょっとイラッとする。
でも、己の所業を振り返ると、職場でイライラしたとき、「ダメだ」「またですよ…はぁ」とかネガティブな発言しなかったか…?
それって静香のように自分も思われてるってことでは…?ひえぇぇぇ!(猛反省)
ライトなラブコメのつもりで読んだけど、うっかり自分の反省文に。
ネガティブな発言や、自分は不運と思い込む人が、周りからどう見えるのか、を教えてくれる作品だった。
周りはよくサポートしたなぁ…。