【感想・ネタバレ】信州・ りんご農家の知恵と工夫 せっちゃんの保存食のレビュー

あらすじ

長野のりんご農家のお母さんとして忙しい毎日を過ごすせっちゃん。
日々作物を育て、収穫し……と向き合う中で、少しも無駄にせず、おいしく食べきる保存食あれこれを
長年にわたって工夫し、作り出してきました。それは同時に、忙しい日々の食卓を豊かにする術でもありました。

本書では、そんなせっちゃんの保存食の豊かさに共感した、料理家の飛田和緒さんが
春夏秋冬、それぞれの季節のせっちゃんの保存食づくりを現地から伝えるとともに、
それを生かしたさらなる「楽しみ方」も紹介。


春はふき、たけのこ、わらび、うど、そして新しょうがやいちご。
下ごしらえをして、煮たり、漬けたり、常備菜にしたりします。

夏はなんといっても梅仕事。一年中、畑仕事の合間のお茶請けに活躍するカリカリ梅や甘い梅干し漬けなど。
また、きゅうりやトマト、みょうがなど、畑でとれる野菜の保存食も欠かせません。

秋は栗やきのこ。手間のかかる栗の下ごしらえは、夜毎、コツコツ行います。
いちじくやラフランスなどの果物の保存食も、この時期ならではのお楽しみです。

冬は大根、白菜、野沢菜などの漬物を。
寒い外での作業もありますが、できたときのおいしさは格別です。

「せっちゃんの保存食は気取りがないのに
うなるほどおいしい、飽きない味なのです」

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Posted by ブクログ

田舎だと大量に収穫できてしまうので、
収穫のタイミング、下処理の仕方、
保存の仕方が丁寧に丁寧に書かれていて、
読んでいるだけでとっても楽しく、これは後世に残すべき1冊だと思います。

実際は都会の二人暮らしなので、
いざ作ろうとすると、大量すぎる、
白砂糖で作るので食生活に合わない。
(甜菜糖やきび砂糖に変えるなどで対応可能だが、せっちゃんの味付けだと甘すぎるし、そもそも砂糖は普段からなるべく使いたくない。)
でも長期保存だと砂糖をたくさん入れないと腐ったりカビが生えそうでこわい。
砂糖を使わない保存食ってあまりないのかなあ。

でもいつか地方で暮らすようになったら、
せっちゃんみたいに色々つくりたい、と空想せずにはいられない。

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2025年10月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ああ、こういう風に暮したいのかもしれない。こういう人になりたいのかもしれない。ありえないけれど。むりだけど。

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2023年11月08日

Posted by ブクログ

お腹すきますね。
どれも美味しそうでたまんない。
昔はこうやってどの家も保存食を作っていたんでしょうね、生きるために。
今は逆にこういう暮らしが贅沢になっているかな。

0
2025年09月25日

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