【感想・ネタバレ】平安謎解き歌ごよみ 在原業平とくちなしの女房のレビュー

あらすじ

時は平安。天皇の血筋を引き、容姿端麗、歌の名手でもある在原業平は、今日も昼間から女房を口説いていた。ところが、あと少しというところで、絶世の美女にして最高の女性歌人である小野小町から、お呼びがかかってしまう。お互いに認め合う小町からの頼みとあらば、断るわけにはいかない。小町の依頼は「この恋文を書いた男を探してほしい」というもの。そして、手紙の中には逆さになったわすれな草。涼しげな表情の小町に、業平はなにか訳ありだとにらむが…。当代きっての美男美女が織りなす、平安王朝謎解き絵巻!

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華麗な平安時代絵巻

この作者の描く、平安時代絵巻が、素敵です。
実在の人物と歌を、散りばめながら、語られるお話が、この時代、こんなことが、有ったかも、と、思わせられて、引き込まれます。

0
2020年10月14日

Posted by ブクログ

※小町と業平が出て来る2020.8-9月の新刊文庫: 3/3

 小町が業平に謎解きを持ちかけて業平が歌を通して解決してゆく。
小町の謎めいた力は匂わせているが、あくまでも業平が主人公として、“イロゴノミ”とはかくあらん…と言った感じ。

くちなしの女房との話しは何だかグッと来てしまった。価値観が一緒の人に出逢えるって嬉しいよね。

1
2021年07月04日

Posted by ブクログ

在原業平が謎解きをする平安時代もの。在原業平、小野小町、惟喬親王、弁内侍、真野麻呂(陰陽師)の主要5人が生きがよく描かれていて楽しい。和歌に込められている真意を在原業平が推理して謎を次々と解いていく。本歌取りは、元歌と幾つか言葉が一緒でも、主題が違ったほうが良いとされる。主題が一緒だという違和感から謎を解いたりと、なかなか工夫がある。最後がちょっと切なく終わるのもいいかも。

0
2021年08月03日

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