あらすじ
「どうしていっしょにいるだけじゃだめなの」「俺に全部ちょうだい」――加瀬さんの騒動を通して、オメガとアルファの運命に改めて向き合った陽菜子と村田くん。村田くんの“ずっと考えてたこと”を聞いた陽菜子は…?
『殺さない彼と死なない彼女』の世紀末先生も、「彼らは何度も初めてを繰り返す。そのどれもが危うく美しく、私たちは目を離せない。」と絶賛!
オメガとアルファ、ふたりの関係性が確実に進展していく第4巻。※『夏の魔物 分冊版 : 13~17』を収録
感情タグBEST3
匿名
心身
強弱の少ないペンで描いたような洒落た画風に、映像のようなコマ割りがマッチしていて、マンガらしさがあるのにマンガに思えないときもある。
オメガバースに詳しくないのだけれど、公営の施設というのは、オメガが発情期を迎えたときに、トラブルが起きないように隔離する施設なのだろうか。
オメガがアルファに対して一方的に番になることを求めるというのは、現実に置き換えると、女性が男性に対して一方的に子を作りたいと迫るようなものなのかな。村田の心境を変えたのは加瀬の一件だとは思うけれど、高校生の段階で、ましてやオメガとアルファの関係に疑問を感じるヒナコに対して、番になることを求めるのは、かなり難しい問題。
オメガとアルファの関係だから惹かれ合っているのか、それとは関係なしに相手を想っているのか、という、ヒナコの心身の問題は、年配者と会話をすることで折り合いをつけられるのだろうか。