あらすじ
同じ色が違う色に見えたり、まっすぐな線が曲がって感じられたり、色や形にまつわる見え方と錯視について解説した本です。人間の目はどのようにものを見ているのか、デザインに関わる人が知っておきたい法則150項目を1 見開き1 項目でコンパクトにまとめています。
色のパートでは、色の面積効果や対比など、有名な法則75 項目を紹介、形のパートでは、ミュラー・リヤー錯視や角度詐欺など75 項目を紹介。日本で唯一の色彩に関する総合研究機関、日本色彩研究所が監修しています。
本書はロングセラー『要点で学ぶ、デザインの法則150』のシリーズ書籍。前書では紹介されていない色と形の法則を集中的に学べる決定版です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
錯覚で不思議な見え方がする、というようなマジック的な本はよくあるが、それを体系的にまとめられたのが、本書。デザイン系の人はこういった事を学ぶんだな~と知ることができた。
Posted by ブクログ
人は色をどう捉えるのか、形をどう感じるのか。
色や形の組合せによって、人は本来の色、形とはちがう解釈をしてしまう。
この本ではそういったことを具体的な事例を示しながら解説。
事例があるので体感的にも理解しやすい。
人が本来の色、形とは違う捉え方をしてしまうことを見込んで、
パルテノン神殿が建てられた時代から現代に至るまで、
建築物といった大きなものから、フォントのような小さなものまで、
デザインを手がける人々がさまざまな工夫や気遣いをしていることを知る。
ある意味いいかげんな人間の知覚のために、
考え、対策を施す人々がいる。
デザインの世界は奥が深いと感じた。
Posted by ブクログ
色と形、視覚について網羅されて、とっても面白かった。見ているものが正しいとは限らないので、製作者がどう見せたいか考えて、デザインする必要がある。
見ることは賭けである
網膜像には無限の解釈の可能性があり、もっともありえそうなひとつの世界が見える