あらすじ
これからの居場所を見つけられない40代サラリーマン。これから社会に出る不安に未来を見出せずにいる20代大学生。2人が出会った喫茶店のマスターは、ミュージシャンを目指した20代、塾講師として生きた30代、40代で喫茶店を開き、「雇われない、雇わない」一生の仕事を手にした50代。彼が行き着いたワンオペ起業成功術は、人生に迷える2人の人生を変えるのか。求めていた人生の答えは、すべてここ(喫茶店)にあった。臆病だけど、人生を輝かせ、自由に生きたいすべてのひとへ。実話をベースにした真実の物語。
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Posted by ブクログ
20200704
誰にも雇われず、誰も雇わず。自分がやりたい事で一生を生きていくための考え方。
サラリーマンから喫茶店をオープンする中年。
大学生から安易な就職を辞めて、ライターになった女子大生。
2人の夢を叶えるまでのステップをストーリー仕立て綴られた、小説のようなビジネス書。
これは再読の価値あり。
Posted by ブクログ
この本は、仕事やお金の不安を乗り越え、自分の道を切り拓くための実体験に基づくビジネス小説です。
「大学から新卒で就職だけが道じゃない」というメッセージを力強く示しており、「好きなことを仕事にする!夢だって実現出来る!」と背中を押してくれます。
成功の秘訣は、「必ず失敗する方法の逆を実行する」こと。
また、教える立場になることが真の学びにつながるといった具体的な理論に基づき、人生の目標達成へ一歩踏み出す勇気を与えてくれる指南書です。
これまでの人生で1万時間以上費やしてきた経験やスキルこそが、他の人には真似できない「プロレベルの強み」となり、それを活かせば夢の実現や成功が可能になる考え方は大事ですね。
Posted by ブクログ
やはり本田から全て上手くいくように書かれているのは当たり前だけど、こんなに上手く行かないよなと思う部分も正直あった。
でも考え方はすごく為になる考え方ばかりだと感じた。
Posted by ブクログ
サイフォンコーヒーは人生のようだ。
透明な水が、沸騰して上へ上へとのぼっていく。
コーヒーと出合って琥珀色になる。
二度と透明には戻れないけど、
深いコクと幸せな香りに満ちている。
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横浜に実在する喫茶店『珈琲文明』の創業者である赤澤智さんが書いたフィクション。
進路に悩む大学生の女性と、環境を変えたいと長年サラリーマンとして勤めた会社を辞めた40代の男性が珈琲文明でオーナーと出会うところから始まる。
文量も多すぎずくど過ぎず、文章もちょうど良く読みやすい。
・自分の中に蓄積された「1万時間」を探してみる(石の上にも3年)
・会社でも、自宅でもない、別の場所に身を置くと、新しい自分が見えてくる。(サードプレイス…ここでいう喫茶店)