【感想・ネタバレ】地方議員のための役所を動かす質問のしかたのレビュー

あらすじ

◎あなたの質問でまちは変わる!

本会議における「一般質問」は、執行部に対して直接議員が個人として自ら問題としている課題を問いかけることのできる機会です。
そこで本書は、地方議員に向けて、議会における「一般質問」を通じて政策を提案し、地域課題を解決する方法をわかりやすく解説します。
「一般質問」は、貴重な機会である一方、何らの強制力もないため、執行部が「その気」にならなければ役所は動きません。だとすれば、役所の基本的な思考プロセスを理解して質問をすることが、役所を動かす近道です。
自治体の元副市長として、議員の様々な質問を見てきた著者が、これまでの経験をふまえ、効果的な質問をして、役所を動かすノウハウを伝えます。
一般質問の準備から段取り、成果の出る実例までを盛り込み、新人からベテランまで、地方議員にとって必読の1冊です。

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Posted by ブクログ

議員さんに是非読んでもらいたい本だと思います。一般質問をパフォーマンスの場と考えているとしか思えない人が多すぎます。

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2020年09月19日

Posted by ブクログ

地方議会議員の花ともいえる活動である一般質問について、副市長等として一般質問に答弁者の立場で携わった立場から、役所を動かす、成果につながる一般質問をするにはどうすればよいかを、一般質問の準備や段取り、成果の出る実例などを織り交ぜて、議員向けに解説。一般質問には、政策提案型の質問、課題・責任追及型の質問、自己主張型の質問があるとし、特に政策提案型の質問に力点を置いて、1)1つのテーマに絞り込み、粘り強く取り組む、2)客観的なデータや根拠をしっかり盛り込む、3)役所の政策立案プロセスを踏まえる、といった役所を動かすためのポイントを提示している。
一般質問を受けて、答弁を行い、その提案を実現させるかどうかの鍵を握る執行部の立場から、いわば手の内を明かす形で、一般質問で役所を動かすためのコツを説明しており、地方議会議員にとって有用な内容である。また、住民の立場としても、効果的な一般質問をしている議員は誰かということを見極める等の観点から、読んで損はないと思われる。
現状では、思いつきのような質問をしている議員が多いと思われるが、成果につながる質問とするためには、テーマを絞り、住民の声をはじめとするバックデータを集めた上で、仮説・ストーリーを立て、粘り強く数段階で質問していくという姿勢が求められるということを理解した。議員単独ではなく議会が機関として意思形成をすることも、議会が役割を果たすために重要であると感じた。

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2019年04月19日

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