【感想・ネタバレ】性依存症のリアルのレビュー

あらすじ

2014年に『性依存症の治療』が出版されたが,そちらが性依存症の治療論を中心として編まれているのに対し,本書は,性依存症の「リアル」(現実)を纏めたものである。
「性依存症」と言われても,実際に当事者がどのような行動を起こすのか,知っている人は少ない。本書では「痴漢」「露出」「ストーカー」などの事例を用いて,加害者と被害者両面の現実を追う。また当事者の座談会も収録し,どういった気持ちで行動に至ったか,またその後の心情の変化,身の回りの変化など,生の声を聞くことができる。あわせて専門家の座談会も行った。性依存症の現実の背景には,どういった問題が潜んでいるのか,今後はどのように支えていけばいいのかを展望している。
「性とこころ」の問題は,美術,文学,宗教,映画,演劇,服装,結婚,職業など多岐に渡る。本書は,決して他人事ではない現実を知るきっかけの一助となるだろう。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

まあ昔のエロ本にありそうな「告白集」と座談会(医療関係者の方と「患者」の方。)。これでリアルなのであれば、告白系エロ本はかなりリアルなのだなあ。

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2020年06月15日

Posted by ブクログ

生々しい性依存症のドキュメンタリーだ。気持ち悪ささえ感じてしまう。正にリアル。 誤植や、センテンスの挿入ミスなどの明らかな校正ミスが大変気になったのが残念。

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2024年03月24日

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