あらすじ
サッカー部引退を間近に控えた高校三年生の宮島大地は一度も公式戦に出場したことがない。だが、母を亡くしてから同居している絹子伯母さんには「レギュラー」と嘘をついていた。最後の大会が終わったら進路を決めなければならない。悩む大地に十二年前に家を出た実父から突然、連絡があり……。家族、仲間、将来――迷いながら自分だけのポジションを探し出す物語。
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Posted by ブクログ
小野寺さんの物語は、何故こんなにも優しいのだろう。
私も明日から誰に対しても優しくなれそうな気がする。
それにしても、試合には勝てたの?負けたの?
気になるわ〜笑
Posted by ブクログ
素晴らしい青春小説に出会ってしまった!
どこにでもありそうな公立高校のサッカー部、そこの万年ホケツでベンチウォーマーである宮島大地君が主人公。団地におばと二人で暮らす大地君の描写は、最初欲が少ないけど情熱も少ない、色んな事に醒めてしまった少年なのかなと思わせる。
だが、読み進めるうちに、彼は決して醒めた少年ではないことが分かってくる。醒めて見える原因は、彼の境遇からくる気遣いであり、その境遇の中で培ったものが、彼を優しく強くしなやかにさせていく。
とにかくいい子なんだよ、大地君。お前は絶対幸せになれ、なってほしいと思わされてしまう。
自分がこんな善き人間でないことが分かっているだけに、善なる行動を自然に条件反射的にできてしまう、彼を尊敬する。
伯母さんや顧問、サッカー部の友人たち、恋心を描くマネージャー…彼らとの絡みがすべて暖かくて味わい深く、どのエピソードも読むごとに心にホワッと来る。中盤から後半のエピソードオンパレードがまた素晴らしい。
サッカーには全く疎い俺だが、サッカーの知識はほぼなくても大丈夫。どんな部活をしている人でも、いや社会人であれ、隠居生活者であれ、老若男女を問わず是非読んで、心ほんわかして欲しい1冊。
Posted by ブクログ
☆4
何も知らずに読み始めたのですが、「みつば南団地」に住む宮島大地くんって、「みつばの郵便屋さん」にも登場したあの大地くんですよね!?
あの頃から「大地くんは良い子だなぁ」と思っていたのですが、本作ではそんな大地くんを主人公にした作品とのことで、大地くんのことを詳しく知ることが出来て良かったです❁⃘*.゚
家族、仲間、将来…迷い悩みながら自分だけのポジションを探し出す素敵な物語でした。