あらすじ
寺脇京介を射殺した犯人は、新型エボラウィルスで汚染された建物もろとも爆撃を受け、死んだはずだった――。後日、現場調査を依頼された藤堂浩志は男の生存を示す物証を発見するも、その行方は分からなくなっていた。また、浩志も何者かに襲われ、拉致される。その狙いは何なのか。最強の傭兵特殊部隊と国際犯罪組織の、ウィルス株を奪い合う壮絶な闘いがはじまる!
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Posted by ブクログ
久しぶりにこのシリーズを読みました。
一気に最後まで読み上げました。
が、なんか物足らない感じがしましたね。
なんでしょうね。。。
思った以上に戦闘シーンが少ないためか
予想を裏切るような展開がなかったためか
逆に言えば
安心して読み進められたのは
久しぶりに読む者としては
良かった、というべきか。。。
よくまとめられませんが、
そんな印象ですね。
女性陣の活躍がもっとあっても
良いような・・・
次作に期待ですね。
Posted by ブクログ
『死者の復活 傭兵代理店・改』/渡辺裕之
著者の代表作でもある、『傭兵代理店』シリーズ。
巻を重ねるごとに、主人公の藤堂浩志率いる傭兵チームのリベンジャーズの活躍はその鋭さを増していく感じがします。
まあ、少しマンネリと捉える人もいるやもしれませんが、相変わらずのスピード感と臨場感にハマってしまいます。
本書は、前作で、リベンジャーズの一員でもあった、クレイジーモンキーこと、寺脇京介を射殺した犯人が伏線となって絡んできます。
その犯人は、新型エボラウィルスで汚染された建物もろとも爆撃を受けて死んだはずでしたが・・・
その調査に乗り出した、浩志も、何者かに拉致されてしまいます。
本書は5月に出版されたので、ちょうど、現在でいうコロナなどのウィルスのことがメインテーマとなっています。
物語の中では、新型のエボラウィルスからはじまり、生物兵器への転用という形で話が進むところもあり、物語と同じくらいに、現在の国際情勢、国と国の対立など、普段ニュースには取り上げられない話もふんだんに出てきています。
そういうところも、本シリーズの面白みの一つであり、世界を股に掛けるリベンジャーズだからこそ、国の特徴もよく捉えています。