あらすじ
『お金が貯まるのは、どっち⁉』の著者がおくる
「お金」のエンタメビジネス小説。
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本小説は私が銀行員時代に体験した
エピソードを中心に執筆したものです。
銀行員時代に実際に出会ったお金持ちに学んだこと。
融資やローンを申し込むお客様に対する銀行の考え方。
銀行をうまく利用してお金持ちになった人々の実例。
銀行支店長でなければわからなかった
「お金の裏話」をふんだんに盛り込みました。
ぜひ、登場人物をご自身に置き換えて、読んでみてください。
きっと本当の「お金の増やし方」が身につくはずです
菅井敏之
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舞台は、桜さく京都。
物語は高野川近くの社員寮から始まった。
長年の取引先を次々と失う洛中信用金庫。
メガバンクの功名な罠にはまり、貸し剥がしにあう老舗商店――。
人々の夢と希望と「お金」を奪う
メガバンクの策謀がうずまく京都の町を、
かけだし信金マン・和久井健太が駆け巡る!
読むだけで
お金の増やし方が身につく
一発逆転の
痛快マネー小説! ! !
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
読むだけでお金の増やし方が身につく 京都かけだし信金マンの事件簿 2017/4/21 著:菅井敏之
メガバンクの支店長を経て、25年の銀行員生活での経験を基に本書は描かれている。舞台は、桜さく京都の片隅から始まる。
京都ならではの商慣習に戸惑う、若い信金マンの青年が、大手銀行が仕掛ける罠に立ち向かう中で、だんだんと「お金のプロ」へと成長していく。そんな一人の信金マンの成長物語。
首都圏・都銀を舞台にした「倍返しだ」の「半沢直樹」
に対し
京都・信金を舞台にした「御役に立てたなら光栄です」の「和久井健太」
大きなお金を動かす。大きな舞台で躍動する「半沢直樹」に対して、スケールも小さい本書の「和久井健太」。しかし、大きい小さいが全てではない。
関わっている人の思いの大きさは変わらない。
本書の主人公の行動・考え方については数年前と今ではその受け取り方が大きくことなる。主人公は金融業の本業である「預金」を集め「貸金」を増やす。ということだけをしていない。むしろそのことは後回しになっていると言ってもおかしくない。
今求められていることは、「本業支援」:「顧客を知る」「顧客の事業を知る」ことである。顧客を知り、課題を共有し解決するためのお手伝いをするもしくは、主体的にその課題解決に助力する。そんなことが今の金融機関には求められており、そのことを他者から言われてではなく自分の信念として主人公は取り組んでいる。
どこかで聞いたことのあるような
大学・企業・信用金庫
だからこそ感情移入して読むことができた。
「御役に立てたなら光栄です」
忘れてはいけない。