【感想・ネタバレ】氷の王は人形の姫に愛を囁く【合本版】のレビュー

あらすじ

「このためにそなたを今日まで生かしてきたのじゃ。失敗は許さぬ。ゆめゆめ忘れるでないぞ」

100年以上の長きに渡り戦をしてきた、バルトルート帝国とルヴァリエ王国の和平が遂に結ばれ、皇女クラウディアはアルフレッド王に嫁ぐこととなった。
華奢で儚げな風情で人々を魅了し「薔薇の妖精」と讃えられるほど美しい少女、クラウディア。
しかし彼女は皇女ではなく、皇女の身代わりとして密かに育てられてきた腹違いの妹――。

幼いころから抑圧され人形のようになった少女と「冴え光る氷の王」とあだ名される冷酷な王との恋と陰謀と再生のヒストリカル小説。

ルヴァリエに嫁いだ皇女クラウディアを待つ、様々な事実とは!?

「小説家になろう」で人気の作家・清白妙が贈るハラハラドキドキが止まらない、純愛物語!
『氷の王は人形の姫に愛を囁く』

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購入済み

とてもよい作品と思うのに、いかんせん表紙絵とイメージが違いすぎる‥。
もう少しなんとかなりませんでしたか?と誰かに叫びたい。

暗愚の女帝のもと落日まっしぐらな治世時代、相見えることも叶わなかった温厚篤実と慕われた王配‥が真実愛したのかもしれないメイドの母との間に生まれたヒロイン。
信じていた夫が裏切っていたと知り、実娘と瓜二つのヒロインに怒り狂う女帝によって、いつかの使える駒として人格を踏み躙るように隠し育てられる。
人質同然の政略結婚に王女になり変わって嫁がされるところから話が始まるわけですが、
ストーリーとしては安定のハッピーエンドです。
理知的な若き王とそれを支える臣下、境遇に心を壊しながらもがんばって立つやはり賢いヒロインが支え合い想いあって立ち向かう。

ただ、女帝がクソ悪すぎて、立ち向かう間にも増えていく悲惨すぎる多くの犠牲が苦しい‥。登場人物の白黒がはっきりしていなければ、苦しくて重い。
登場人物それぞれで一本、話が想像できるほどですが、うまく通り過ぎて結末まで走ります。
私はこれ好きです。

#切ない #深い #ダーク

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2024年11月09日

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