あらすじ
それは、突然やってきた──。
14歳で統合失調症を発症した著者の
涙の粒からうまれた“水色ともちゃん”が、
100人に1人のトウシツ世界を漫画で紹介。
専門医の解説コラムも収録。
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Posted by ブクログ
わたし中学生から統合失調症やってます。: 水色ともちゃんのつれづれ日記。ともよ先生の著書。、15歳で統合失調症と診断されて精神病院への入退院を繰り返してきたともよ先生。統合失調症の経験がない人が上から目線で偉そうに解説しているのはわけが違います。実際に統合失調症の症状に苦しんで統合失調症の経験があるともよ先生だからこそのお話は説得力が段違い。ともよ先生のように統合失調症の症状に苦しんで統合失調症の経験がある人が体験談を語ってくれるのは他に代えがたい価値があります。
Posted by ブクログ
統合失調症当事者の方の日々のあれこれを綴ったコミックエッセイ。
病院のホームページに掲載されていたのを書籍化したもの。
著者のともよさんは14歳の時に発症し、15歳の時に統合失調症と診断された。
その鋭敏な感性で捕らえた【世界】を当事者でない方にも分かりやすく綴っている。ゆるっとした可愛いイラストで見やすい。
外から何も知らずに眺めると奇異に思える行動も、本人の中では筋が通っている、というのが分かる。
100人にひとりは発症すると言われる統合失調症。
あなたも私も、身近な人も罹るかもしれない。
そう思うと、無縁のものだと思っていたものがグッと近くに感じられる。
生きる意味ってなんですか?/そんなのだれもわかりっこないよ/だれかがそう答えた時 目の前が真っ暗になった/でもいまは、、、世の中にはいろんな人がいる 「いろんな人」」に私が加わると「こんな人」がひとつ増える/情けない自分だとしても これはきっとかけがえのないものだ 「いろんな人」のバリエーションを増やすことに貢献している/私なりの存在意義だ p105
Posted by ブクログ
「寝る前の感情が1日のすべてじゃないよ」
「私の中では100%でできたことだけが評価される
それ以外は0としてなんのがんばりにもカウントされない」
統合失調症ではなくても、これらの台詞が刺さる方は少なくないのではないでしょうか
4コマ漫画に近いのですが、統合失調症という病気はとても身近でありながら、その治療はとても難しいこと、回復したとしても、そこから社会に出るにはさまざまな壁があることなどが、とてもわかりやすく、よく理解できました
内容は現代の社会問題すら捉えている重いものですが、水色ともちゃんの可愛らしい絵柄と作風で、すっと入ってきます
ともちゃんの頑張りにも共感の連続でしたが、それを支えるお母様の健気な姿と、私が辛い時期に支えてくれた母を重ねて涙腺が緩んでしまいました