【感想・ネタバレ】旅情熱帯夜 1021日・103カ国を巡る旅の記憶のレビュー

あらすじ

気鋭の写真家、竹沢うるまが敢行した旅は長く険しいものだった。

これは竹沢うるまの1021日・103カ国を巡る旅を、
「紀行文×膨大な写真」そして「当時の手書きの日記」を加えるという
新しいスタイルでまとめた旅行記である。

北米から南米、南極を巡り、激動の中東へ。
そしてアフリカ大陸を縦断し、ユーラシア大陸を横断する。
移動手段はできる限り陸路。
ローカルバスに乗り、カヌーで川を下り、ヒッチハイク、徒歩、時には馬で峠を越え、
満員列車に50時間以上揺られ……。地を這うような旅をした。

長く険しい旅の途中で巻き起こる衝撃的なハプニングの数々、
思わず吹き出してしまう失敗談、現地の人々に翻弄されて疲れ切る日々、
心を揺さぶられる美しい光景、別れがたい出会い、ふと思い出される日本のこと……。
本人ですら予測できなかったリアルな旅人の心の動きが、
臨場感たっぷりな写真コラージュとともに旅をしているような気持ちになれる一冊。

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Posted by ブクログ

写真家の竹沢うるまさんの文章は、心に刺さる。

竹沢さんの書く文章や些細な光を写し出す写真は、多くの人が何気なく見過ごしてしまう日常の出来事に、彼が気づき、足を止め、切り取っているからなのだと気づかせてくれる。

本を読むだけで、旅を通して自分との対話を深く実践しているのがわかる。

彼の旅を追体験することで、自分まで旅をしているような、そんな気持ちを味わえる一冊。

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2021年07月05日

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