あらすじ
秩父で「おへんろ」できるって知ってました?34カ所に点在するお寺を巡る、四国おへんろのコンパクト版のようなもの。それでも総道程は約100kmで、全部歩くとけっこうハード。そんな秩父おへんろに、イラストレーターの著者が挑戦してみました。難病を経験し、体力に自信もないけれど、なんとなく開運を求めて行ってみたら……。モットーは「ムリをしない」「危ないことは避ける」「おいしいものをたんまり食べる」。昔の巡礼古道やレトロモダンな市街地、のどかな田園風景、険しい峠道などを歩き、絶品グルメや絶景、地元の人の優しさに触れ、ちょっとしたミラクルもあり。「いいこと」盛りだくさんの秩父おへんろさんぽ旅を、コミカルなマンガ&写真&エッセイで魅力たっぷりに伝えます。 ※この電子書籍は、原本をスキャンして作成しているため読みづらい箇所がある場合がございます。 何卒ご容赦ください。
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Posted by ブクログ
秩父三四箇所札所巡りを漫画で描いたもの。札所巡り自体にはあまり興味はないが、観光ガイド本に載っていない部分をカバーしているという点で、なかなかいい本だと思う。
ただし、冒頭に、「体力に自信のない私の札所巡り」と書いてあるが、場所によっては結構な長距離を歩いたり山の中を歩いたりする34か所を、泊りがけで8日で全部行くには相当の体力が必要でしょう。本当は7泊8日では行ってないにもかかわらず、そういう構成にしたのでしょうか。別に連続で巡りましょうとは書いてないし、この本のテーマとは関係ないですけど、そういう巡り方は時間と体力に自信のある方向けですね。
それから、山の中を女性一人で歩いている部分での注意書きが全くない。著者は地元の人や同様に三十四か所巡りをしている人たちとの会話があったり楽しんだようですし、熊に注意と書かれているとは書いてありますが、そういう描写だけでいいのでしょうか。女性一人での行動は注意が必要な場所もあるのが常識ですが、そういう注意書きがないというのは、著者も出版社も認識が甘いと思います。