【感想・ネタバレ】こんなに違うJALとANA 歴史、社風、サービス・・・比べてなるほど!のレビュー

あらすじ

JALとANAは、数ある日本企業のなかでも永遠の良きライバルだ。
半世紀以上にわたって航空会社ナンバー1と2の関係にあり、長らくJALがトップだったが、
経営破綻を機に、ついに1位と2位が入れ替わった。
ANAはトップに躍り出たものの、JALは再生によって抜群の収益力を持つ新しい企業に生まれ変わった。
2020年に向けた発着枠の争いやLCCの躍進など、激変する航空界にあって両社の今後の戦いぶりへの注目度はかなり高い。
そんな今だからこそ両社をじっくり比べ、何がどう違っているのかを徹底分析。
おなじみの航空会社の特徴がわかる、なるほどの一冊。
■著者紹介
杉浦 一機(すぎうら かずき)
昭和22(1947)年生まれ。航空アナリスト。首都大学東京客員教授。
利用者サイドに立ったユニークな評論をモットーに活躍中。東京都や成田市の航空および空港問題の委員会委員などを歴任。
著書に『進む航空と鉄道のコラボ』『日本の空はこう変わる』(交通新聞社新書)、『間違いだらけのLCC選び』『JAL再建の行方』(草思社)、
『エアライン敗戦』(中央公論新社)、『空の上の格差社会』『激安エアラインの時代』(平凡社新書)など。

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Posted by ブクログ

国策企業のJALが国際線から始まり、民間企業のANAが国内のローカル線から始まったと知った。現在ではそれぞれが国内線と国際線を担っており違いがほとんど感じられないが、歴史的にはお互いを意識したバトルが繰り広げられていたのだと知った。現状JALとANAは安ければどちらでも良いと思ってしまうが、イギリスのブリティッシュ・エアウェイズの伝統、大人らしさ、フォーマル、気品とヴァージン・アトランティックの革新、カジュアル、楽しさのようにそれぞれが独自の価値観をもっており、乗客が主体的に選ぶような関係になってくれればと思う。

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2022年08月22日

Posted by ブクログ

2018年の本。
2020年のオリンピックイヤーに向けて、航空業界が活発になり更に2030年に向けての競争なんかがANAとJALの比較をベースに綴られている。東京オリンピックが延期され、無観客になる未来を知らずに……。
コロナで様々な業界が打撃を受けたけれど、航空業界を中心とした観光業の損失は計り知れない。これからの2社に期待。

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2024年01月20日

Posted by ブクログ

国策会社のJALと民間企業のANA。それぞれの成り立ちの違いが、社風やサービスの違いを生み出している。ドライなANAにウェットなJAL。ナショナルフラッグキャリアというそのプライドの高さから経営破綻に繋がったJALと虎視眈々とトップを狙っていたANA。両社違いがあって面白かったが、利用者目線でそこまで色の差が出ているのかは疑問だ。

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2021年12月29日

Posted by ブクログ

少ししか読んでないけど、JALとANAの違いを歴史まで遡って多面的に考察している印象だった。まぁ結局その考察対象にあまり興味が湧かなかったので読み進まなかったのだが。

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2018年10月13日

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