【感想・ネタバレ】UDL 学びのユニバーサルデザインのレビュー

あらすじ

【UDLとは?】
通常学級における特別支援教育を中心に、日本の教育界で数年来大きな注目を集めているUDL:学びのユニバーサルデザイン。アメリカにおける20年以上にわたる科学的研究からデザインされた、「どんな子も教室で活躍し、学ぶことができる」ための授業づくりの枠組みであり、アメリカでは全ての州で取り入れる学習基準に盛り込まれています。
その特徴は、子どもが自ら学びに向かい、確かな力を身につけるための科学的根拠、教師のマインドの転換を背景に、子どもたちが自分に適した学び方の柔軟な選択肢(オプション)を用いる事にあります。
すでに日本LD学会や日本授業UD学会など、さまざまな学会・研究会で取り上げられ、多くの取り組み事例や研究報告がなされています。今後の学校教育では欠かすことのできない、授業づくりのフレームワークといえるでしょう。
【本書の特徴:UDLを初めて本格的に紹介する1冊!】
UDLは近年、さまざまな学会・研究会で取り上げられ、多くの研究者、実践者の先生方から注目されてきました。しかしその一方で、その考え方がまとまった本は刊行されてきませんでした。
今回刊行する本書は、UDLの生みの親であるアメリカの研究所CASTの主要メンバーが執筆する、まさにUDLの教科書。考え方の骨格となるUDLガイドラインの最新版と解説、およびそれを活用した各教科の実践事例を豊富に掲載しており、理論面・実践面の両方を網羅しています。UDLの考え方を知りたい・学びたい先生には、必携の1冊なのです。

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Posted by ブクログ

たとえば英語の先生が、ネイティブティーチャーの意図を噛み砕いて生徒に説明している場面を見たときに。

先生の仕事って何なんだろう?これはコーディネイターなのではないかと思ったことがあった。

そんな自分にとって、UDL学びのユニバーサルデザインを読む際にも同じような不安があった。

昨今、発達特性を持つ子どもたちが多く可視化されるようになった。
そんな時に、たとえば議論をさせることや、オンラインツールを使って一斉授業することは、難しいのではないか?と考えていたのだった。
そこで、授業も子どもたちそれぞれが理解しやすい方法や環境があって良いのだという本書を読んでみたいと思った。

UDLの三つの柱としては、
「取り組みのための多様な方法を提供する」
ーなぜ学ぶのか、感情
「提示(理解)のための多様な方法を提供する」
ー何を学ぶのか、認知
「行動と表出のための多様な方法を提供する」
ーどのように学ぶのか、方略

が挙げられている。

これからの学びには、主体性・対話性・本質が欠かせない。
その際に子ども達一人一人にとって、何を用いて考えたり、表現することがやりやすいかはきっと違うし、そこにある程度幅を持たせることが主体性にも繋がるのではないかと思う。

答えそのものだけでなく、プロセスをどこまで意図的に授業に組み入れることができるか。
これはコーディネイターでもあるけれど、教科の本質や何が出来れば達成できるかを段階的に設定するという、かなり専門的な仕事でもある。

この柔軟性と、それにかかる負担のバランスをどこまで保っていくかは、恐らくオンライン化にかかっているようにも思う。(オンラインでなくとも、UDLは可能だという章もちゃんと用意されている、笑)

こうした設計の中で、大切なのは本当に子どもたちが「積み上げる」意欲を持つかどうかだろう。
そのために他者の関わり、横文字を使うとフィードバックやアセスメントをどう組み込んでいくか。

なるほど、知識を与えるという、ただそれだけに特化するのであれば、もはやインターネットは代替になる域にまできた。
知識を持った先生が、どうアプローチし、それ以外の部分で道筋を作っていくのかが問われているのかもしれない。

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2020年08月27日

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