あらすじ
「創造性」は選ばれた天才にしか許されないという盲信は、アート界最初のスーパースターであるミケランジェロによって出現した。
「才能」はしばしば「生来の能力」と混同される。さらに「才能」と「技術」を混同しているひとも大勢いる。クリエイティブな仕事とは、いわゆるアーティストやデザイナーなどの職種だけにあてはまるものではなく、営業や経理、庶務、技術者などすべてのひとが自分なりの創造性を見つけて役立てられるものである。自分には生まれつき備わっていない、才能が無いから無理であるという思い込みは今すぐ捨てよう!
古今東西からありとあらゆる“クリエイティブな思考で成功した人たち”を調べあげ、研究してきたアーティスト、ロッド・ジャドキンスによる待望の本書は、ダダイスム宣言からノーベル賞受賞経済学者、アンディ・ウォーホルのアトリエからアインシュタインの机まで網羅し、多角的な視点で創造性豊かな成功者たちの方法論を解きあかしていく。どんな仕事につく人でも、自信を持って、自らの才能に目覚め、自分のクリエイティブに気がつき、生きていくヒントが詰まっているのである。
この本の目的は、創造的思考を可能にするコツを、要点を絞ってまとめること。そして、クリエイティブな人たちの思考の裏側を探り、誰にでも応用できるようにすること。さらに、クリエイティブな活動に取り組む人なら必ずぶつかる壁が、どのように乗り越えられてきたかという事例を、読者の皆さんと共有することも目的としている。クリエイティブになるためなら、「自分らしくあること」を自分に許してやらなければならない。もう別の誰かになるのに忙しくするのはやめて、自分には何が響いて、どういうことに反応するのか、じっくり検証してみよう。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
もう何も書けない、何も作りたくない、私は一体何を作りたいんだったっけ、私が作るものに価値なんてあるんだろうか、ありきたりでつまらないものばかり作ってしまっている気がする、もうだめだ、全部やめたい、という気持ちになったとき(結構たびたびある)、この本をぱらぱらめくると元気が出てくる。先人たちの数々の挑戦や発想法を見ていると、私にもまだまだやれることがあるような気がしてくる。
クリエイティビティが何なのかなんていつまで経ってもわからない。私はこのままもがき続けながら生きていくんだろう。それでいいんじゃないか。もがきながらも諦めない私は、なかなか悪くないクリエイターになれるんじゃないか。知らんけど。
【読んだ目的・理由】クリエイティブの処方箋がほしい!!と思ったから
【入手経路】買った
【詳細評価】☆4.3
【一番好きな表現】やってみたくてうずうずするようなことを「やっていい」という許可を自分に与えてみて欲しい。それが、自分を最大限に活用する一番の方法なのだ。(本文から引用)
Posted by ブクログ
クリエイティブであるために、どうするか。ビートルズからガリレオまで、様々な人物の事例を取り上げ、クリエイティブであるためにどのようにしたらいいかを説く。イギリス人らしいシニカルな部分もあり、おもしろかった。