あらすじ
ギャンブル障害の治療を専門的に行っている精神科医が、“行動”の視点から見たギャンブル障害の治療の有効性を中心に解説。「自業自得」「根性が足りない」といった物言いで当事者自身の責任にする傾向が強い現状に警鐘を鳴らしながら、ギャンブル障害の概念や脳とギャンブルの関係、診断と治療など、回復に役立つ情報が満載。当事者自身・家族・治療者など、ギャンブル障害に悩むすべての人に向けた1冊。
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Posted by ブクログ
この本の主旨は行動随伴性は人によって異なるため、上手にギャンブルをしないようにギャンブル行動を弱化し他の行動を強化していきましょうということだ。私にとってギャンブルをしないことの1番のメリットは霊性を高められることだ。霊的に成長することで、家族を大切にし、社会と協調して生き、幸せだという実感を持ち続けることができる。逆に欲に負けギャンブルに手を出すと、劣等感に飲まれ、自己嫌悪に陥り、買っても負けても破滅までやり続ける終わりのない沼に嵌っていくことになる。そのことを肝に銘じておきたい。私は子どもの頃から遅延報酬割引が非常に高いため、ミーティングに参加し続けることで、ギャンブルに対する危機感と霊性の価値を更新していく必要がある。自助グループの仲間がいてくれることは本当に有り難いことだ。また、セロトニンの量が価値判断に大きく関わるそうだ。いつも幸福を感じていられるように、今ここに集中してマインドフルに生きていきたい。さらに、私は不安を感じやすく前帯状皮質の活動が強いのだと思う。そのため人の不幸に対して側坐核が反応しやすく、嘘をつきやすい脳をしている。私は自分の人の不幸に安心するところもすぐ嘘をつくところも変えたいと心から思っている。嘘をつかず正直さや誠実さを大切にするためには前頭前野の働きが重要になる。規則正しい生活(食事、睡眠、運動)を心がけ、人との会話を楽しみ、家事や育児、仕事を一生懸命にやり、回復活動をしていれば、前頭前野は自然と鍛えられると思う。学んだことを生かして、ギャンブルのない幸せな人生を送りたい。
Posted by ブクログ
腑に落ちることが多い解説がたくさんありました。
・将来の明るい見通しが立たないと、目の前のギャンブルという小さな希望にすがってしまう
・割引率が高い人は、ギャンブルをやらなければ得られた将来の健康的な生活よりも、目の前のギャンブルを優先してしまう
・もうやりませんというその時の気持ちに嘘はないが、時間が経つと優先順位が逆転するタイミングが来る
Posted by ブクログ
ギャンブル依存を脳の仕組み・行動分析学の視点を取り入れて、解釈し、どのように支援していけばよいか丁寧に考察した本。
期待した段階から、脳の報酬系が活性化してくるという事に驚いた。〇〇したら…、〇〇したいな…と考えた段階から、行動に誘導されている。
強力な仕組みに具体的にどのように立ち向かうか。