あらすじ
キャンスリム(CAN-SLIM)は一番優れた運用法だ[米国個人投資家協会(AAII)独自実証検査より]
今日の株式市場でお金を儲けて、そしてお金を守るためのきわめて常識的な戦略
最近のベア相場では、8000万人のアメリカ人が資産の50~80%を失った。いったいだれのアドバイスなら信頼できるのか、人々は疑心暗鬼に陥りがちだ。だがこんな時代でも、全世界の賢明な投資家たちが、毎日、インベスターズ・ビジネス・デイリー紙の発行者であり100万部を超えるベストセラー『オニールの成長株発掘法』の著者でもあるウィリアム・J・オニールをアドバイザーとして選んでいる。なぜか?
それはウィリアム・オニールが、何を買えばいいか、いつ売ればいいか、ウォール街ではどうすれば勝てるかを知っているからだ。本書は、自立した投資家たちがどうすれば市場に逆らわず、市場に沿って行動し、感情・恐怖・強欲心に従うのではなく、地に足の着いた経験に裏付けられたルールに従って利益を増やすことができるかを説明する。本書では以下の方法を明らかにする。
・最高の銘柄だけを最適なタイミングでだけ購入する
・上下への大きな値動きを示唆するチャートパターンを見きわめる
・売り時を心得る
・リターンを最大化するようにポートフォリオを管理する
相場が明日どう動くか見通しているわけではない――などと認めるのはオニールぐらいだろう。だがオニールは、相場が上げたらどうやって儲けるか、相場が下げたらその儲けをどうやって守るかを知っている。オニールは本書で、半世紀近くにわたって市場から学んできたノウハウを明らかにし、株式投資の厳しさにうろたえ、当惑している投資家たちを守るために編み出された、理性的で安定性のある投資法について説明している。
ウィリアム・J・オニールは、世界有数の投資家向け新聞『インベスターズ・ビジネス・デイリー』紙の創立者兼会長であり、ベストセラー『オニールの成長株発掘法』をはじめとする投資関係書の著者でもある
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
投資のマニュアル本としては最高の本ではないか?特に、株価の調整局面では、株式売買のルールが必要で、アナリストのおすすめや、個人的な感情、勝手に作ったストーリーに惑わされてはいけない。
2022年特にオススメの良書!
Posted by ブクログ
株は下げているときではなく、上げているときに買う。買い増しは買い値よりも上がったときにする。小さな損失が出たらすぐに売る。
経済が市場をリードしているのではなく、市場が経済をリードしている。景気の先行指標として株価指数があげられる。
どんな上昇トレンドでも、売りが買いを上回るディストリビューションが起きる。出来高は多いが、株価が下がる日。
指数が落ち着いている間に個別株の中で下がるものが出てくる。
下落トレンドはどこまで行くかわからない。反発が4日から7日の間に4日続いた最後の日=フォロースルーの日。
1日や2日の上昇で信用しない。少し上昇しても本格的上昇の始まりなら、まだまだ間に合う。
株価が20~25%上がったら一部を売る。7~8%値下がりしたらすべて損切りする。
カップウィズハンドル は頻繁に出る。ダブルボトムは少ない。
健全なベースから20~25%上げたら一つ終わり。余力があれば、また仕掛ける。
クライマックストップは、10日の中で7~8日上げる。上げ幅が急に大きくなる。まだ上がっているように見えるときに売る。
週足ベースで4回ベースを切り上げたら、それ以上は追わない。
レラティブプライスストレングス線とのダイバージェンスがあるときは、上昇終わり。
ポートフォリオは10銘柄以下と決める。さえない銘柄を売って新しい銘柄を買う。
大きく勝つ可能性がある銘柄は、急騰する。3週間以内に20%以上。その株はポートフォリオの中で手放さない。
空売りは、3回目のチャレンジをした後に安値を抜けたところ。
損失は7~8%、利益は20~25%で確定、長期保有する銘柄数は10以内に決める。真の勝ち銘柄について注意を怠らない。