あらすじ
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相原正明・著
著者が25年間にわたるオーストラリアの撮影で得た、風景撮影に臨むための極意書です。
どのように写真を楽しみ、どのような気持ちで自然に接して自分の風景作品を作り上げるのか、その心がけや心のありようをまとめました。
また、これから海外で写真家としてチャレンジしていく人のためのアドバイスも少しだけ兼ねています。
写真を難しく考えずに、楽しく光と時間と対話するためのヒントとして役立つ1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ある意味、良くある撮影ガイドブックに書かれていることとは正反対のことが書かれています。
人気の撮影地で大勢が三脚を並べて同じような視点で写真を撮ることに疑問を感じる方、撮影ガイドブックに載っている作例の撮影方法には興味がなく自分だけの世界や表現方法を見つけたい方には、写真を撮る上で目指したい方向性、心掛けたいポイントが数多く綴られていてとても参考になります。
風景をアートとして切り取りたいと思い、それを目標としている自分にとって心に響く言葉が多数ありました。
ですので美しい風景を見るとつい興奮してしまい、そのような心の状態では記録写真を量産することにしかならない。の言葉が心に突き刺さります。
集中して見ないとただ眺めているだけの写真しか生まれない、天気が悪い時こそ美味しい時間、大胆に切り取り繊細に表現することの大切さ、日本画からアートを学べ、自分だけの哲学を持て、など、他にも有り難い厳しいお言葉、素晴らしいお言葉で溢れています。
自分の目指す方向性が分からなくなった時、どのような心で風景を切り取ったら良いか迷いが出た時に、その都度開きたくなるような本に感じました。
Posted by ブクログ
写真家に必要な心構えを教えてくれる本。
筆者は、オーストラリアを中心に風景写真を撮影している写真家。
多くの作品とともに、風景写真の基礎を学べる本となっている。
カメラは一緒付き合えるものを探す
現場に行くまでロジスティックの大切さ(オーストラリアの辺境の地で撮影。万全の準備をしないと事故につながる)
世界で一番最初にベッドから起きる写真家しか、世界で生き残れない
テクニックよりコミュニケーションをみがく
フォトショップより英語を習え
自分が撮る作品が、世界でナンバーワン
この本はかなり昔に購入したが、何度も読み返している本。
写真家になる方にとっての必読の書。