あらすじ
トリコロールカラーに彩られた野望と挫折
Foreword
目次
グループＡのジレンマを超え 世界に立ち向かったパルサーGTI‐Rの真価
バブルの風に乗って
［Rally Cars Gallery］小さな巨人
［PLAYBACK the Rally Scene 1991-1992］ 太陽に向かって
［Interview With Key Persons］野口隆彌×篠田智博
パルサーGTI‐R開発秘話 エンジン編 強心臓はいかにして生まれたか
パルサーGTI‐R開発秘話 シャシー編 電子制御4WDシステムと車体の進化
時を超えて愛される名車 競技ベース車両を設定した日産の本気度
NMEチーム代表 チャールズ・レイノルズ 日本と欧州、その距離の間で。
絶たれた、上昇気流。スティグ・ブロンクビスト
GTI-Rを駆ったワークスドライバー
インタビュー：トミ・マキネン
もうひとつのパルサーGTI-R戦史 ワークス苦戦の裏で成し遂げた偉業
サファリに馳せた想い デビュー戦で証明したグループＮの実力
ワークスの忘れ形見 カスタマー向けにリリースされたFFグループＡラリーカー
全日本ラリーで見せたインパクト
イラストで見る、日産パルサーGTI-R全記録。
読者プレゼント
Afterword
裏表紙
感情タグBEST3
ラリーの日産復活の夢
日産ファンを自認している私ですが、不覚にもこの車のことを分かっていませんでした。
単に、ブルーバードのメカニズムを無理に詰め込んだ結果の、機械的な問題が、撤退の理由かと思っていました。
しかし、バブル崩壊に伴う、予算的な方向転換のもと、当時のグループA（R32）やグループCの活躍の裏でラリーが切り捨てられていたとは知りませんでした。
当時トレンドとなっていた、2Lターボ+4輪駆動をデルタより小さな車体に押し込む、しかも、電子制御のアテーサ。あのまま、開発が進んでいたら、オンロードのスカイラインとの相乗効果で、素晴らしいハンドリングマシーンが作られたかもしれないと思うと、非常に残念です。
一番市販車に近いはずのラリーが、なぜ外されてしまったのでしょうか？少なくとも、スタートラインに立ったことにより、一時期のニッサンの本気を知ることができただけでも、幸運と思うべきなのでしょうか。
その後のスバル、ミツビシのWRCでの活躍を知るからこそ、重ね重ね残念です。
そして、いつかラリーのニッサンが復活することを願っています。
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